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219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2005/07/15(金) 17:38:34 ID:B+L/YASF0
絶対に開かないというロッカーがあった。
体育館横のプールに備え付けてある、女子更衣室のロッカーだ。
そこは誰も使わないことになっていた。
ある日、有名な水泳部のある学校から、女の子が転校してきた。
とても歓迎され、一杯だったロッカールームも、一年ながらに使わせてもらえることになる。
だが、空いているのは開かずのロッカーのみ。
彼女は何も知らずにそこを与えられ、周りも不気味に思いながらも何も言わなかった。
空かずといわれたロッカーは、簡単に開いてしまったからだ。
それ以来、彼女はそこを使い、誰もそのことは口にしなかった。
そんなある日、彼女が夜遅くまで大会に向けて練習していると、日が暮れてしまった。
顧問の先生も何も言わずに、鍵だけ返しにくるよう告げていなくなっていた。
慌てて彼女は水から出て、ロッカールームに向かった。
もうすぐ夜になる時間だった。
電気のつかない室内は暗い。この時間は節約のために電気はつかないことになっていた。
用心のためにおいてある懐中電灯を持ち、自分のロッカールームに行くと、不思議なことに気がついた。
濡れているのだ。床一面、びっしり。
誰かがいたずらでもしたのか、と少しだけ嫌な思いを感じながらも自分のロッカーにたどり着き、手を伸ばす。
開かない。
いつもは簡単に開くロッカーが空かない。
何度も何度も強く引っ張っても、開かないのだ。
毎日鍛えている彼女は力には自信があったので、懐中電灯を置くと、力任せに引っ張った。
しばらくの抵抗の後、ガッシャーンと大きな音がして扉が開き……。
数日後、病院で目を覚ました彼女を訪れた担任は、彼女に何があったのか尋ねた。
頭を強く打ったわけでもないのに気絶し、数日眠っていたのだ。
彼女は心配する担任に向かって、震えながら一言。
「中から引っ張ってるんです・・・・・・」
体育館横のプールに備え付けてある、女子更衣室のロッカーだ。
そこは誰も使わないことになっていた。
ある日、有名な水泳部のある学校から、女の子が転校してきた。
とても歓迎され、一杯だったロッカールームも、一年ながらに使わせてもらえることになる。
だが、空いているのは開かずのロッカーのみ。
彼女は何も知らずにそこを与えられ、周りも不気味に思いながらも何も言わなかった。
空かずといわれたロッカーは、簡単に開いてしまったからだ。
それ以来、彼女はそこを使い、誰もそのことは口にしなかった。
そんなある日、彼女が夜遅くまで大会に向けて練習していると、日が暮れてしまった。
顧問の先生も何も言わずに、鍵だけ返しにくるよう告げていなくなっていた。
慌てて彼女は水から出て、ロッカールームに向かった。
もうすぐ夜になる時間だった。
電気のつかない室内は暗い。この時間は節約のために電気はつかないことになっていた。
用心のためにおいてある懐中電灯を持ち、自分のロッカールームに行くと、不思議なことに気がついた。
濡れているのだ。床一面、びっしり。
誰かがいたずらでもしたのか、と少しだけ嫌な思いを感じながらも自分のロッカーにたどり着き、手を伸ばす。
開かない。
いつもは簡単に開くロッカーが空かない。
何度も何度も強く引っ張っても、開かないのだ。
毎日鍛えている彼女は力には自信があったので、懐中電灯を置くと、力任せに引っ張った。
しばらくの抵抗の後、ガッシャーンと大きな音がして扉が開き……。
数日後、病院で目を覚ました彼女を訪れた担任は、彼女に何があったのか尋ねた。
頭を強く打ったわけでもないのに気絶し、数日眠っていたのだ。
彼女は心配する担任に向かって、震えながら一言。
「中から引っ張ってるんです・・・・・・」
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225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2005/07/15(金) 17:56:06 ID:B+L/YASF0
後日談
悪質なイジメがあったのではないかと疑った顧問の先生は、例の子が入院した次の日、生徒を集めた。
1人1人詰問し、何か心当たりはないかと聞いてまわったが、誰も知らない。
性格もよく、人当たりも柔らかい。不満のある生徒はいない。
ようやく最後の生徒に話を聞き終え、疑って悪かった、今日は俺が部室を片付けて帰る、と生徒を帰した。
そうしてまた日が暮れるまで片づけをし、終わって帰る途中、あることに気がついた。
ロッカーの中身を届けておかなければ。
思い返してロッカールームへと行くと、また不自然に濡れている。
いつも朝一番に点検にくる彼だったが、こんな様子はみたことがない。
不審に思い中を調べるが、濡れている以外に異変はなかった。
おかしい、と感じながらもロッカーを開けようとすると、やはり開かない。
力任せに開けて壊すと困るので、色々といじってみたが、壊れたところはない。
おかしい、おかしい、と思い、ふと気がつく。
中を覗いてみようか。
そのまま吸い込まれるように通風孔に顔を近づけ、目を凝らし、見た。
青白い、血の気の無い目が、じっとこちらを見ていた。
悪質なイジメがあったのではないかと疑った顧問の先生は、例の子が入院した次の日、生徒を集めた。
1人1人詰問し、何か心当たりはないかと聞いてまわったが、誰も知らない。
性格もよく、人当たりも柔らかい。不満のある生徒はいない。
ようやく最後の生徒に話を聞き終え、疑って悪かった、今日は俺が部室を片付けて帰る、と生徒を帰した。
そうしてまた日が暮れるまで片づけをし、終わって帰る途中、あることに気がついた。
ロッカーの中身を届けておかなければ。
思い返してロッカールームへと行くと、また不自然に濡れている。
いつも朝一番に点検にくる彼だったが、こんな様子はみたことがない。
不審に思い中を調べるが、濡れている以外に異変はなかった。
おかしい、と感じながらもロッカーを開けようとすると、やはり開かない。
力任せに開けて壊すと困るので、色々といじってみたが、壊れたところはない。
おかしい、おかしい、と思い、ふと気がつく。
中を覗いてみようか。
そのまま吸い込まれるように通風孔に顔を近づけ、目を凝らし、見た。
青白い、血の気の無い目が、じっとこちらを見ていた。
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