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怖い話

中を覗いてみようか。 そのまま吸い込まれるように通風孔に顔を近づけ、目を凝らし、見た。 青白い、血の気の無い目が、じっとこちらを見ていた。

編集・公開: オカルト速報
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ほどよく怖い話…7

http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1121356827/

219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2005/07/15(金) 17:38:34 ID:B+L/YASF0

絶対に開かないというロッカーがあった。
体育館横のプールに備え付けてある、女子更衣室のロッカーだ。
そこは誰も使わないことになっていた。
ある日、有名な水泳部のある学校から、女の子が転校してきた。
とても歓迎され、一杯だったロッカールームも、一年ながらに使わせてもらえることになる。
だが、空いているのは開かずのロッカーのみ。
彼女は何も知らずにそこを与えられ、周りも不気味に思いながらも何も言わなかった。
空かずといわれたロッカーは、簡単に開いてしまったからだ。
それ以来、彼女はそこを使い、誰もそのことは口にしなかった。
そんなある日、彼女が夜遅くまで大会に向けて練習していると、日が暮れてしまった。
顧問の先生も何も言わずに、鍵だけ返しにくるよう告げていなくなっていた。
慌てて彼女は水から出て、ロッカールームに向かった。
もうすぐ夜になる時間だった。
電気のつかない室内は暗い。この時間は節約のために電気はつかないことになっていた。
用心のためにおいてある懐中電灯を持ち、自分のロッカールームに行くと、不思議なことに気がついた。
濡れているのだ。床一面、びっしり。
誰かがいたずらでもしたのか、と少しだけ嫌な思いを感じながらも自分のロッカーにたどり着き、手を伸ばす。
開かない。
いつもは簡単に開くロッカーが空かない。
何度も何度も強く引っ張っても、開かないのだ。
毎日鍛えている彼女は力には自信があったので、懐中電灯を置くと、力任せに引っ張った。
しばらくの抵抗の後、ガッシャーンと大きな音がして扉が開き……。


数日後、病院で目を覚ました彼女を訪れた担任は、彼女に何があったのか尋ねた。
頭を強く打ったわけでもないのに気絶し、数日眠っていたのだ。
彼女は心配する担任に向かって、震えながら一言。

「中から引っ張ってるんです・・・・・・」



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225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2005/07/15(金) 17:56:06 ID:B+L/YASF0

後日談

悪質なイジメがあったのではないかと疑った顧問の先生は、例の子が入院した次の日、生徒を集めた。
1人1人詰問し、何か心当たりはないかと聞いてまわったが、誰も知らない。
性格もよく、人当たりも柔らかい。不満のある生徒はいない。
ようやく最後の生徒に話を聞き終え、疑って悪かった、今日は俺が部室を片付けて帰る、と生徒を帰した。
そうしてまた日が暮れるまで片づけをし、終わって帰る途中、あることに気がついた。
ロッカーの中身を届けておかなければ。
思い返してロッカールームへと行くと、また不自然に濡れている。
いつも朝一番に点検にくる彼だったが、こんな様子はみたことがない。
不審に思い中を調べるが、濡れている以外に異変はなかった。
おかしい、と感じながらもロッカーを開けようとすると、やはり開かない。
力任せに開けて壊すと困るので、色々といじってみたが、壊れたところはない。
おかしい、おかしい、と思い、ふと気がつく。
中を覗いてみようか。
そのまま吸い込まれるように通風孔に顔を近づけ、目を凝らし、見た。

青白い、血の気の無い目が、じっとこちらを見ていた。


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