引用元: ・洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?part39
108: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/05/25 21:02
153: 1/2 03/05/26 06:13
K子は不倫していた。不倫相手との間に子供を授かった。
しかし、相手の男は認知しない。そして、K子は捨てられた。
K子は産みたかった。産んだ。
けれど、お金もなく、身寄りもない。育てられない。
K子はふと気づくと、湖に来ていた。
周りは木に囲まれ、真ん中に小さな島が浮かんでいるのが見えるだけ。
静寂。抱いた赤ん坊の細い寝息だけが聞こえる。
どうやってきたのか、ここはどこなのか、それさえもわからないくらいに疲れていた。
「ごめんね…」
K子は赤ん坊を湖に沈めた。生後1年も経たない赤ん坊を。
「ごめんなさい、ごめんなさいっ」
しかし、相手の男は認知しない。そして、K子は捨てられた。
K子は産みたかった。産んだ。
けれど、お金もなく、身寄りもない。育てられない。
K子はふと気づくと、湖に来ていた。
周りは木に囲まれ、真ん中に小さな島が浮かんでいるのが見えるだけ。
静寂。抱いた赤ん坊の細い寝息だけが聞こえる。
どうやってきたのか、ここはどこなのか、それさえもわからないくらいに疲れていた。
「ごめんね…」
K子は赤ん坊を湖に沈めた。生後1年も経たない赤ん坊を。
「ごめんなさい、ごめんなさいっ」
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154: 2/2 03/05/26 06:15
6年後、K子は結婚した。子供も一人授かった。幸せだった。
絶対に幸せになる、あの子の分まで。そう誓った。
ある日、3歳になった息子がボートに乗りたいと言い出した。
週末、三人で行楽も兼ねて湖に出かけた。
貸しボートを借りて夫が漕ぎ、K子は息子を抱いて座っていた。
K子はやはり気分が悪い。思い出したくない過去がよみがえる。
「おかあさん、どうしたの?」
「なんでもないのよ…。どぉ、ボート楽しい?」
「うん!」
この子の笑顔に救われる。この子がいてよかった。そう思った。
すると、息子が水を触りたいと言う。K子は息子の腰を支えてあげた。
「気持ちいい?」
「うん! …ねぇ、おかあさん」
「なぁに?」
「こんどは落とさないでね…」
絶対に幸せになる、あの子の分まで。そう誓った。
ある日、3歳になった息子がボートに乗りたいと言い出した。
週末、三人で行楽も兼ねて湖に出かけた。
貸しボートを借りて夫が漕ぎ、K子は息子を抱いて座っていた。
K子はやはり気分が悪い。思い出したくない過去がよみがえる。
「おかあさん、どうしたの?」
「なんでもないのよ…。どぉ、ボート楽しい?」
「うん!」
この子の笑顔に救われる。この子がいてよかった。そう思った。
すると、息子が水を触りたいと言う。K子は息子の腰を支えてあげた。
「気持ちいい?」
「うん! …ねぇ、おかあさん」
「なぁに?」
「こんどは落とさないでね…」
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