254:名無しのオカルト ID:
イリノイ州マトゥーンという小さな街で、ある女性の寝室に何者かが
侵入し、足にガスを噴きつけて麻痺させるという事件が起きたのは、
1944年8月31日木曜日の深夜のことだった。
女性はこの出来事を翌日になって通報し、まだ足が痺れていると訴えた。
マトゥーンの「デイリー・ジャーナルガゼット」紙の土曜版には、
「麻酔魔、徘徊す」という見出しが打たれた。
それから数日のうちに、さらに数件の通報があった。
すると新聞は、それらの新たな事件を「魔睡魔再び現る」と報じたのだ。
この犯人は「マトゥーンのガス魔」として知られるようになる。
あっという間に犯行はマトゥーン全域に拡大し、州警察が動員され、各家庭
では夫たちが銃を手に見張に立つと、数多くの直接の目撃証言が寄せられる
ようになった。
13日目をむかえるころには、計25件の報告があった。
ところが二週間を過ぎても、犯人の逮捕もなければ、薬品から手掛かりが
発見されることもなく、警察は「根拠のない思い込み」だったと発表した
ため、新聞はこの一連の事件を「集団ヒステリー」の一例であると解説を
加え始めた。
侵入し、足にガスを噴きつけて麻痺させるという事件が起きたのは、
1944年8月31日木曜日の深夜のことだった。
女性はこの出来事を翌日になって通報し、まだ足が痺れていると訴えた。
マトゥーンの「デイリー・ジャーナルガゼット」紙の土曜版には、
「麻酔魔、徘徊す」という見出しが打たれた。
それから数日のうちに、さらに数件の通報があった。
すると新聞は、それらの新たな事件を「魔睡魔再び現る」と報じたのだ。
この犯人は「マトゥーンのガス魔」として知られるようになる。
あっという間に犯行はマトゥーン全域に拡大し、州警察が動員され、各家庭
では夫たちが銃を手に見張に立つと、数多くの直接の目撃証言が寄せられる
ようになった。
13日目をむかえるころには、計25件の報告があった。
ところが二週間を過ぎても、犯人の逮捕もなければ、薬品から手掛かりが
発見されることもなく、警察は「根拠のない思い込み」だったと発表した
ため、新聞はこの一連の事件を「集団ヒステリー」の一例であると解説を
加え始めた。
255:名無しのオカルト ID:
似たような話をどこかで耳にしたことはないだろうか?
もし聞き覚えがあるようなら、それはおそらく、麻痺の原因が異星人か
らおかしな麻酔男に置きかわっただけで、あとの内容がエイリアン・アブ
ダクションとまったく同じだからかもしれない。
奇怪な事件が起こるのは決まって夜、その時代背景や犠牲者たちの文化的
素養による解釈、そして流言飛語による現象の拡大--つまり中世の魔女騒ぎ
の現代版というわけだ。
いまどき魔女の存在を信じている人間などほとんどいないし、火あぶりに
される者もいないが、当時の魔女騒ぎの中身は、その子孫たる多くの現代
ニセ科学の中に脈々と息づいているのだ。
(略)
中世の魔女騒ぎもこんなふうだった。
もし聞き覚えがあるようなら、それはおそらく、麻痺の原因が異星人か
らおかしな麻酔男に置きかわっただけで、あとの内容がエイリアン・アブ
ダクションとまったく同じだからかもしれない。
奇怪な事件が起こるのは決まって夜、その時代背景や犠牲者たちの文化的
素養による解釈、そして流言飛語による現象の拡大--つまり中世の魔女騒ぎ
の現代版というわけだ。
いまどき魔女の存在を信じている人間などほとんどいないし、火あぶりに
される者もいないが、当時の魔女騒ぎの中身は、その子孫たる多くの現代
ニセ科学の中に脈々と息づいているのだ。
(略)
中世の魔女騒ぎもこんなふうだった。
256:名無しのオカルト ID:
そして1980年代の「悪魔騒動」や90年代の「記憶回復運動」も、魔女騒ぎ
の現代版となりそうな気がする。
だいたい、何千人という悪魔崇拝者たちがひそかに社会の裏側にひそみ、何万
という子供たちや動物を痛めつけたり、手足を切断したり、性的な虐待を
くわえたりするなどということが、現実にありえるだろうか?
答えはノーだ。
何百万人もの成人女性が、幼児期に受けた性的虐待の記憶をすべて思い出す
などということがありえるだろうか?
これもノーだ。
エイリアン・アブダクションと同じで、現実ではなく、人間の心がうみだした
妄想にすぎない。
<フィードバック・ループ>というおかしな現象につきうごかされて生じる、
社会による愚行であり精神がうみだす空想なのだ。
「なぜ人はニセ科学を信じるのか」マイクル・シャーマー
の現代版となりそうな気がする。
だいたい、何千人という悪魔崇拝者たちがひそかに社会の裏側にひそみ、何万
という子供たちや動物を痛めつけたり、手足を切断したり、性的な虐待を
くわえたりするなどということが、現実にありえるだろうか?
答えはノーだ。
何百万人もの成人女性が、幼児期に受けた性的虐待の記憶をすべて思い出す
などということがありえるだろうか?
これもノーだ。
エイリアン・アブダクションと同じで、現実ではなく、人間の心がうみだした
妄想にすぎない。
<フィードバック・ループ>というおかしな現象につきうごかされて生じる、
社会による愚行であり精神がうみだす空想なのだ。
「なぜ人はニセ科学を信じるのか」マイクル・シャーマー
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265:名無しのオカルト ID:
>>254
この事件は結局「集団ヒステリー」ということに落ち着いたようだけど、証拠がないからと言う事で安易に結論付けるのも如何なものか戸思うけど。
警察が「根拠のない思い込みだ」とした根拠は何?
あと、集団ヒステリーって大勢の人が同じ場所で同じ状況の元じゃなくてもいいのかい?
被害者(?)はそれぞれ違う状況だったはずだから「集団ヒステリー」
として括るのは納得いかない。
この事件は結局「集団ヒステリー」ということに落ち着いたようだけど、証拠がないからと言う事で安易に結論付けるのも如何なものか戸思うけど。
警察が「根拠のない思い込みだ」とした根拠は何?
あと、集団ヒステリーって大勢の人が同じ場所で同じ状況の元じゃなくてもいいのかい?
被害者(?)はそれぞれ違う状況だったはずだから「集団ヒステリー」
として括るのは納得いかない。
266:名無しのオカルト ID:
>>265
グレイ目撃証言や、宇宙人に誘拐された、というような証言は、それぞれ違う
状況で起こったことだと考えられてますし、飛行機をUFOと誤認した事例でも
それぞれ無関係な人たちが、「円盤型だった」と証言してますね。
それと、イリノイの事件の場合、文字通り「根拠がない」ということが結論
に至った理由なんだろうと思います。
グレイ目撃証言や、宇宙人に誘拐された、というような証言は、それぞれ違う
状況で起こったことだと考えられてますし、飛行機をUFOと誤認した事例でも
それぞれ無関係な人たちが、「円盤型だった」と証言してますね。
それと、イリノイの事件の場合、文字通り「根拠がない」ということが結論
に至った理由なんだろうと思います。
267:名無しのオカルト ID:
目撃時の状況が違っても、事後情報が共通していれば、ある基本形に
収斂していく、ということなんでしょう。
収斂していく、ということなんでしょう。
268:名無しのオカルト ID:
オカルトネタでまず気をつけないといけないのは、「伝説」と
して語られていることのどこまでが、「事実」なのか?という
こと。
たとえば、メアリーセレスト号が発見された時、テーブルには
湯気の立ったコーヒーがあり、などと言われているが、それは
後に作られた話で、そんな事実はなかった。
オカルトネタの場合、改めて調査をすると大概このような食い違い
があるので、伝説が事実であるという前提で議論するのは問題
がある。
しかし、あえて「証言が共通している」という話を事実という
前提で言うとすれば、それは事後情報によって記憶が変容し、他の
証言と同調を始める、という現象で説明がつくと思われる。
これは実験でも確認されており、初めてグレイ型エイリアンを
見たとされるバーニーとヒル夫妻の目撃証言は、当初はまったく
違うものだったが、やがて一つのストーリー、イメージに収斂して
いった、という事実もよく知られている。
して語られていることのどこまでが、「事実」なのか?という
こと。
たとえば、メアリーセレスト号が発見された時、テーブルには
湯気の立ったコーヒーがあり、などと言われているが、それは
後に作られた話で、そんな事実はなかった。
オカルトネタの場合、改めて調査をすると大概このような食い違い
があるので、伝説が事実であるという前提で議論するのは問題
がある。
しかし、あえて「証言が共通している」という話を事実という
前提で言うとすれば、それは事後情報によって記憶が変容し、他の
証言と同調を始める、という現象で説明がつくと思われる。
これは実験でも確認されており、初めてグレイ型エイリアンを
見たとされるバーニーとヒル夫妻の目撃証言は、当初はまったく
違うものだったが、やがて一つのストーリー、イメージに収斂して
いった、という事実もよく知られている。
269:名無しのオカルト ID:
また、調査の結果飛行機を誤認したものだと判明しているUFO目撃
事件でも、その目撃者たちは自分の見たものを「円盤型」にスケッチ
している。
つまり、「空を飛ぶ奇怪な物体」=「UFO」→「円盤型」という
先入観、スキーマが多くの人に共通しているから、たとえ目撃者
同士が赤の他人であっても、同じようなものをスケッチする、という
わけだ。
人間は、見たものを脳で再構築し、認知に至るわけだが、必ずしも
視覚がとらえたものを忠実に再構築するとは限らない。
自分の持っているスキーマ、その時に活性化しているスキーマと矛盾
がないようにイメージを再構築する傾向が、実験などで明らかになって
いる。
であるから、証言が共通しているということで、短絡的にそれが
事実であると判断するんではなく、認知科学で明らかになっている
事実と照らし合わせて、合理的説明が可能なのかどうか考える必要が
あるだろう。
事件でも、その目撃者たちは自分の見たものを「円盤型」にスケッチ
している。
つまり、「空を飛ぶ奇怪な物体」=「UFO」→「円盤型」という
先入観、スキーマが多くの人に共通しているから、たとえ目撃者
同士が赤の他人であっても、同じようなものをスケッチする、という
わけだ。
人間は、見たものを脳で再構築し、認知に至るわけだが、必ずしも
視覚がとらえたものを忠実に再構築するとは限らない。
自分の持っているスキーマ、その時に活性化しているスキーマと矛盾
がないようにイメージを再構築する傾向が、実験などで明らかになって
いる。
であるから、証言が共通しているということで、短絡的にそれが
事実であると判断するんではなく、認知科学で明らかになっている
事実と照らし合わせて、合理的説明が可能なのかどうか考える必要が
あるだろう。
270:名無しのオカルト ID:
こういった実験もあります。
目の錯覚で、静止したものが動いて見える、という「自動運動」現象
というのがあります。
被験者数人をいっしょに暗室に入れ、それぞれの人に光点がどの
ように動いているかを口に出して実況してもらう、という実験が
行われました(実は、光点は動いていない)。
その結果、はじめはバラバラだった各被験者の報告が、やがて
一つの運動報告へと収束していきました。
これは、他への同調という社会的な圧力が、個人の知覚をも左右する
ことを反映しています。
目の錯覚で、静止したものが動いて見える、という「自動運動」現象
というのがあります。
被験者数人をいっしょに暗室に入れ、それぞれの人に光点がどの
ように動いているかを口に出して実況してもらう、という実験が
行われました(実は、光点は動いていない)。
その結果、はじめはバラバラだった各被験者の報告が、やがて
一つの運動報告へと収束していきました。
これは、他への同調という社会的な圧力が、個人の知覚をも左右する
ことを反映しています。
引用元: 解明されたオカルト話を曝そう・2
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