466:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:09:59 ID: ID:H1kuKR5m0
俺は子どもの頃は超がつくド田舎に住んでいた 山々に囲まれた閑静な農村地帯だった
その村では一年のうちである月の満月の日の前後一週間は絶対に山に入ってはいけないという決まりがあった
村の子どもたちにはその期間は山の神様が降りてこられる日だからと聞かされていた
その期間は山の入り口のところにある道祖神様(俺らは「さえがみさん」って呼んでた)の祠の前で山から村に入る道に注連縄を張って道祖神様を御祭りしていた
このお祭りの間は子どもだけでなく大人たちも決して山に踏み入ることは許されなかった
村の子どもたちは物心ついたときから厳しく戒められているのと、山に入っても楽しい時期でもなかったこともあってわざわざ叱られるのを覚悟で山に分け入るやつはいなかった
とはいえ、腕白盛りの子どもたちのことだから、それでも数年に一人か二人は無謀にも山に入ろうとする馬鹿が現れるのが常だった
隠れて山に入ったのが見つかったやつは厳しく叱られて頭を丸坊主にされて学校を休まされた上で隣村にある神社で泊り込みで一週間修行させられるというお仕置きが待っていた
それを見た村の子供たちはお仕置きを恐れて期間中は山に入らない→世代交代した頃にまた馬鹿が現れる→お仕置きを見て自重→忘れた頃にまた。。。ということが繰り返されていた
ここまでの話だと、田舎によくあるわけのわからない風習で終わってしまうのだけど、俺が小学6年のときにその事件は起こった
起こったといっても俺自身が”何か”を見たというわけではないし、”それ”自体も単なる村の風習と精神錯乱で、オカルトとは関係ないと言われればそれまでかもしれない
ただ、村の禁を破って山に入った俺の従兄弟の妹が精神に異常をきたしてしまい、その兄も責任を感じてかその後おかしくなってしまったという事実だけが残っている
その年は従兄弟の親父さんがお盆に休みを取れないということで、お盆の帰省の代わりに季節外れのその時期に一家四人(両親と兄と妹)で里帰りしてきた
普段だったら誰も訪れないような時期のことである
そして、それが全ての間違いの元だった
467:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:10:41 ID: ID:H1kuKR5m0
祖父と祖母が従兄弟たちにそのことを教えたが、都会育ちの従兄弟たちにとってはイマイチ理解できていなかったのかもしれない
あるいは古風な村の風習だということで迷信だと馬鹿にしていたのかもしれない
今となっては知るすべもないことではあるが
従兄弟たちが普段帰省してくる夏休み中であれば俺たちも学校が休みなので一日中つきっきりで遊びまわれるが、あいにくとその時期は平日で俺たち村の子どもたちは学校に行かなくてはいけなかった
学校が終われば俺たちは従兄弟たちと一緒に遊ぶわけだが、少なくとも午前中は従兄弟たちは彼ら兄妹だけで遊ぶことになる
俺たちが学校に行っている間は祖父母が山に入らないように見てたりするわけだが、さすがに常につきっきりというわけにはいかない
それでもまぁ、3日目くらいまでは従兄弟たちはおとなしく祖父母の言いつけを守っていた。。。少なくともそう思わせていたわけだ
問題が起こったのは従兄弟たちが村にやってきて4日目のことだった
さえがみさん(道祖神様)の御祭りも丁度中日でその日が満月の日だった
俺たちが学校に行っている午前中に、祖父母に隠れて従兄弟の兄(Sとする)が妹(Y子)を連れ出してこっそり山に入ってしまったらしい
Sは祖母に「妹と川で遊んでくる」と言って出かけたそうだが、俺たちが昼頃に家に帰って(土曜日だった)川にSを探しに行ったら姿が見えなかった
最初はもしかして事故かと思ったけど、川に行くときにいつも自転車を止めさせてもらうことになっている友人のDのおばちゃんに聞いたら「朝から来てない」とのことで、俺は友人たちと一緒にSたちを探すことにした
そうしたら友人のTが山の入り口の近くの木陰にSの乗っていた自転車(祖父の家のやつ)が隠すように老いてあるのを見つけた
あいつら、隠れて山に入ったのかと思って追いかけようとしたけど、厳しく山には入るなと言われていたこともあって、その前に祖父に知らせることにした
468:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:11:21 ID: ID:H1kuKR5m0
それを聞いた祖母は血の気の引いた顔をしていた
叔父(Sの父親で祖父の子で俺の親父の弟)も心なしか顔色が悪かった
叔母(Sの母親)は何が起こっているのか理解できていない様子だった
祖父は俺から話を聞いてすぐにどこかに電話していた
そのあとはもう大変だった
村の青年団がさえがみさん(道祖神様)の社のある山の入り口に集合して、長老たちが集まって何事か話し合っている
いくら村の決まりごととはいえ子どもが山に入ったくらいでこれはないやろと思ったのを覚えている
そのあとのことだけど、青年団が山の入り口に集まってしばらくした頃にSが何かに追いかけられるかのような必死の形相で山道を駆け下りてきた
それを見た祖父がさえがみさん(道祖神様)のところに供えてあった日本酒と粗塩の袋を引っ掴んで酒と塩を口に含んでから自分の頭から酒と塩をぶっ掛けて、それからSのところに駆け寄ってSにも同じように頭から酒と塩をかけていた
その後でSにも酒と塩を口に含ませていた
酒と塩を口に入れられたSはその場でゲェゲェと吐いていた
Sが吐き出すもの全部吐き出してから祖父がSを連れて戻ってきた
祖父とSが注連縄を潜るときに長老連中が祖父とSに大量の酒と塩をぶちまけるようにぶっかけていた
その後、Sは青年団の団長に連れられてどこかへ連れて行かれた(あとで聞いたところによると隣村の神社だったらしい)
469:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:12:05 ID: ID:H1kuKR5m0
不思議に思って父に聞いたら「今日は日が悪い」と言って首を横に振るだけだった
叔母が半狂乱になって「娘を探して!」と叫んでいたが、悲しそうな諦めの混じったような表情の叔父がそれを宥めていたのが印象に残っている
結局、Y子はそれから4日後に山の中腹にある山の神様の祠で保護された
後で聞いた話ではそのときにはもうY子は精神に異常をきたしていたそうだ
発見された後でY子は何故か病院ではなく、兄と同じく隣村の神社に送られたらしい
このとき、村の長老たちの間で一悶着あったらしいとかなり後になって父から聞いた
後日談だけど、Y子は今でも隣村の神社にいるらしい
表向きは住み込みで巫女をしているということになっているけど、実際は精神の異常が治らずに座敷牢みたいなところで監禁に近い生活を送っているそうだ
このことは一族内でもタブーとされていてこれ以上詳しいことは聞き出せないんだ、すまん
監禁の件は親父を酒に酔わせてやっと聞き出せたくらいだし
Sの方だが、彼は一時期は強いショックを受けていて錯乱気味だったけど、その後は心身ともに異常はなく普通に生活を送っていたそうだ
あの事件以降は叔父一家は帰省しなくなったので俺が直接Sに会うことはそれ以降なかったわけだが
その後、Sは妹をおかしくしてしまったのは自分の責任だと思い詰めて精神に異常をきたしたらしい
おかしくなったSは18歳のときに妹が見つかったという山の神様の祠の前で自殺したと聞いた
そのときには俺は進学で村を出ていたので、その話を聞いたのは成人して成人式で村に帰省したときだった
以上、体験した俺も何が何だかわからない話です
まとまりのない長文でまったく怖くもない上に意味不明ですまんです
471:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:16:52 ID: ID:XPmuoNJ70
こういうのって不思議だわなあw
座敷牢は無くて、精神病院入院させて治療させろよw
それにこういう理不尽な神はなんだ?それこそ突き止めるべきだろw
473:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:43:51 ID: ID:H1kuKR5m0
事向けられた古の神々って往々として人に害を為した故だったよね。
>>472
(略)
474:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:44:18 ID: ID:qJxg8rr60
ちょ、甜菜されてるΣ( ̄□ ̄;)
>>471
以前に酔わせた親父から聞き出した話では、Y子が見つかったときに村の長老連でいろいろあって、最終的に隣村の神社預かりと言うことになったらしいとのことです
そのときはそれ以上は聞き出せませんでした
何かこの一件に関しては一族内というか、村中でタブー視されているみたいで詳しい話は聞き辛いふいんきバリバリなのですよ
俺も高校進学と同時に村を出て、それからはほとんど田舎には帰ってないですし
しかし、改めてこうしてまとめて見たら何か気になりだしていた
聞きだすにしても、親父を問い詰めてものらりくらりで逃げられるだろうなぁ
電話越しでは酒に酔わせることもできないしなぁ
475:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:52:13 ID: ID:H1kuKR5m0
山怖向きかと思い、勝手に転載してごめんね。
続きが分かって有難かったです。
知りたいけど知っちゃいけないことなんだろうね。
476:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 19:55:08 ID: ID:XPmuoNJ70
そっとしておいた方が良い物もあるのかもだが、
納得がいかん・・・。
477:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 20:01:29 ID: ID:qJxg8rr60
ただびっくりしただけだから気にしないで
>>476
爺ちゃんとか跡継ぎの親父は詳しい話を知ってるはずだけど、跡継ぎではない俺には教えてくれない(´・ω・`)
この件についてはうちの一族だけじゃなくて何か村中の問題ってふいんきっぽいですだよ
480:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 21:28:08 ID: ID:jSswtj2D0
(略)
>>474
こういう不思議な話好きだー
不思議ってか、当事者のお前さんには洒落にならない話だろうけど
触ってはいけないものというのは未だ存在するんだなあ
483:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 22:15:55 ID: ID:vlWKM5aQ0
>>Sが何かに追いかけられるかのような必死の形相で山道を駆け下りてきた
一体、ナニを見た(あるいは感じた?)んだろう…
492:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 04:08:27 ID: ID:FOLQX5Ggi
従兄弟の妹もいとこだけど、従兄弟の妹って書くとその後の文脈的に読みやすいな。
493:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 04:25:31 ID: ID:UIvmclxe0
伝説だか掟だか知らんが、そんなもののために子どもの命を粗末にするほうが罰当たりだと思う。
放置されたあげくに座敷牢みたいなところに軟禁されてれば頭もおかしくなるわ。
495:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 05:16:06 ID: ID:7RRzgel7O
というか、これだけ大騒ぎなのに警察が一切介入していないのが不思議。
497:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 08:41:34 ID: ID:GnYz7wVj0
村の駐在も地元出身だったらあり得る。
552:名無しのオカルト 2009/05/21(木) 13:47:37 ID: ID:gaWHyeH+0
警察は地元出身者を地元に配属することはないよ
501:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 12:13:52 ID: ID:sMPaCDRSO
警官とか教員とか、コネが強いほど希望先に赴任しやすかった。
建前は「そんなことない」ってことになってたけど。
これも地方の現実だったんだよね。
504:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 15:35:48 ID: ID:FJs3zE+u0
それも九州の田舎だったし
でも今どき長老が集まってなんたらかんたらはないだろうw
506:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 17:25:17 ID: ID:Zjtfiuow0
座敷牢なんてのが本当だったら、完全に違法。
村、あるいは一族をあげて犯罪を犯してるってことだ。
523:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 21:55:14 ID: ID:A14oqDIE0
>>506
土百姓を舐めてはいけない、彼らの頭の中は戦前のままだし
寒村となれば、その閉鎖性は下手な犯罪組織よりきつい。
530:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 22:22:43 ID: ID:HhSWVEEy0
実際、そう云う所では戦前生まれの年寄りしか残って居なかったりする。
子供も滅多に帰ってこないし、自分たちが死ねば村は終わりという所は
幾らでも有る。
509:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 18:26:57 ID: ID:6jVxHFk1O
怖い話なんて多かれ少なかれ理不尽だったり常識の範囲外だったりするだろうに。田舎の風習とかしきたりなら尚更。
前にいた荒らしが手口変えてきた?だったら触っちゃってごめん。
510:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 18:39:31 ID: ID:nAuKnDLZ0
都会に住んでいる人には理解しがたいだろうけど、今でも場所によっては田舎って、なんていうか独特の世界? があるよね
余所者が入り込めないと言うかなんというか
今でも個人よりも家名の方を優先して親は子に従えみたいな感じで
村全体で見ても、多少は開けたとはいえまだまだ村と言うのが一つの生活共同体で、その村の総意から外れたら村八分状態にされて生活が成り立たないとか
嘘のようだけど、今でも日本にもそういった悪しき風習? が残っている場所があるのは事実だし
513:名無しのオカルト 2009/05/20(水) 19:36:02 ID: ID:ZqSzpjKt0
東北の山の中。いまだに屋号で呼び合ったりしてる。
そこでなにかあっても警察に知らせようとしなければ警察は感知できないと思う。
しかしそういう田舎では何故かどこかで誰か(他の集落の人も含めて)が見ていて、噂話として広まるのである。
都会育ちの私には遠くに思える集落の噂もよく聞く。
座敷牢は表向きの職業があるから無いともいい切れないけど、その村出身でない母親が4日間も放置していたのがありえないと思った。
目を盗んで警察に電話なり、やばくなったらマスコミに知らせるなになんか出来そうだけどね。
でも話は面白かったよ。
コピペありがとう。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧
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