824:名無しのオカルト 2009/06/03(水) 21:23:31 ID: ID:IUaDZNkJ0
友人の話。
子供の頃、家族で渓流に遊びに行った。
鮎を釣る算段をする親から離れて、妹と二人で川に入って遊んでいたという。
子供の頃、家族で渓流に遊びに行った。
鮎を釣る算段をする親から離れて、妹と二人で川に入って遊んでいたという。
「兄ちゃーん」妹が彼を呼ぶと、目の前の水面を指差した。
どこから流れてきた物か、黒い小さな壺が漂っている。
興味を引かれて手を伸ばすと、壺の中から何かが滑り出るのが見えた。
酷く小さな、でもズルリと長い、黒い毛に覆われた獣の手。
伸ばした手に痛みが走った。引っ掻かれたと気が付き、パッと手を引っ込める。
傷口を押さえて後ずさる彼の耳に、フゥーッ!と唸るような声が聞こえた。
壺の口がこちらを向いて、緑に光る二つの点が覗いている。
立ち竦む彼を残し、壺はそのまま下流に流されていった。
後日、その川で漁をしている叔父にこの話をしてみた。
「ほう川壺に出会ったか。しかし運が良かったな。
あちらが腹減らしていたら、尻子玉抜かれてたかもしれん」
そう言うと、叔父は友人の父に向かいこう注意した。
「次からはもう少し下った所の原を使えや。あそこなら何も出ん」
・・・あの時の僕って、実は危なかったの!?
それからしばらくの間、彼は夢に出てくる小さな壺にうなされたそうだ。
どこから流れてきた物か、黒い小さな壺が漂っている。
興味を引かれて手を伸ばすと、壺の中から何かが滑り出るのが見えた。
酷く小さな、でもズルリと長い、黒い毛に覆われた獣の手。
伸ばした手に痛みが走った。引っ掻かれたと気が付き、パッと手を引っ込める。
傷口を押さえて後ずさる彼の耳に、フゥーッ!と唸るような声が聞こえた。
壺の口がこちらを向いて、緑に光る二つの点が覗いている。
立ち竦む彼を残し、壺はそのまま下流に流されていった。
後日、その川で漁をしている叔父にこの話をしてみた。
「ほう川壺に出会ったか。しかし運が良かったな。
あちらが腹減らしていたら、尻子玉抜かれてたかもしれん」
そう言うと、叔父は友人の父に向かいこう注意した。
「次からはもう少し下った所の原を使えや。あそこなら何も出ん」
・・・あの時の僕って、実は危なかったの!?
それからしばらくの間、彼は夢に出てくる小さな壺にうなされたそうだ。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧
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