44: 29 02/08/30 13:39
これは父親の話。
父親は戦中生まれなんだけど、生まれたとき仮死状態で
息してなかったんだって。
それで逆さ吊りにしてバシバシひっぱたいたらそのうち生き返った。
でも蘇生させてもらえたのは、男の子だったおかげで
その当時は女の子だと生まれても水につけて間引かれてしまっていたそうです。
父親は末っ子だけど上の兄姉との間に本当は何人かいると言っていました。
父親は戦中生まれなんだけど、生まれたとき仮死状態で
息してなかったんだって。
それで逆さ吊りにしてバシバシひっぱたいたらそのうち生き返った。
でも蘇生させてもらえたのは、男の子だったおかげで
その当時は女の子だと生まれても水につけて間引かれてしまっていたそうです。
父親は末っ子だけど上の兄姉との間に本当は何人かいると言っていました。
引用元: ・身内に起こった怖い話
74: 青田 ◆91XhvMgA 02/08/30 17:38
こちらも別スレで書いた話です。
みなさん「牛の首」の話はご存知かと思いますが、
実は似たような話というのはたくさんあるらしいです。
自分の彼女から聞いた話です。
厳密に言うと彼女の父親の体験談です。
場所は東北です。
かなりの寒村で彼は育ったそうです。
彼は狭い人間社会特有のいやらしさ(お互いの尻の穴まで知ってるかの
様な村社会内のプライバシーの無さ等)を嫌い、若い頃に東京へ移ったの
ですが、そこにいる間、原液そのまんまの様な人間のドロドロにさらされて
育ったと聞きます。
彼の村を少し出ると、広大な農地の中に「ぽつん」と小高い丘があります。
巨木が1本そびえるその丘は、村の人間には蹄塚と呼ばれ、昔、殺した家畜の
死体を埋めた場所と伝えられていました。
彼は幼少の頃、同い年の子供がおらず、そこでよく一人遊びをしていたそうです。
木の模様を眺めたり、穴を掘ってビーダマを埋めたり。
(つづく)
みなさん「牛の首」の話はご存知かと思いますが、
実は似たような話というのはたくさんあるらしいです。
自分の彼女から聞いた話です。
厳密に言うと彼女の父親の体験談です。
場所は東北です。
かなりの寒村で彼は育ったそうです。
彼は狭い人間社会特有のいやらしさ(お互いの尻の穴まで知ってるかの
様な村社会内のプライバシーの無さ等)を嫌い、若い頃に東京へ移ったの
ですが、そこにいる間、原液そのまんまの様な人間のドロドロにさらされて
育ったと聞きます。
彼の村を少し出ると、広大な農地の中に「ぽつん」と小高い丘があります。
巨木が1本そびえるその丘は、村の人間には蹄塚と呼ばれ、昔、殺した家畜の
死体を埋めた場所と伝えられていました。
彼は幼少の頃、同い年の子供がおらず、そこでよく一人遊びをしていたそうです。
木の模様を眺めたり、穴を掘ってビーダマを埋めたり。
(つづく)
75: 青田 ◆91XhvMgA 02/08/30 17:39
(つづき)
村には10件ほどの家しかありませんでした。
お互いの事を知りすぎるほど知っています。
ちなみに、彼の隣家には中年の夫婦と、夫の母親の3人が暮らしていました。
嫁と姑の仲が悪く、お互いを罵り合う喧嘩の声が毎日の様に聞こえてくる。
夫は村には珍しく、農業ではなく薬売りなどをしていて、いつも外出がち
だったそうです。
ある日、いつもの様に蹄塚(ひづめづか)で彼が遊んでいると遠くの方から
誰かが来ます。ユラユラと動きながらこちらに進んで来ます。
「誰だろう?」
そう思いながら、まだまだ遠くにいて確認できないので、また遊び始め
ました。しばらくしてふと顔を上げると、すぐ側までさっきの人が来ていました。
それは隣家のおばちゃん(嫁)でした。
「あ、おばちゃんこんにちは」と彼はペコリと挨拶をしますが、
おばちゃんは彼をすごい形相で睨みつけるだけです。
(あ、こわい)と幼い彼は思いましたが、知らないふりをしてまた
遊び始めました。気配がしないので「もう行ったかな?」と思って顔を
上げると、まだそこにいて彼を睨んでいます。
(つづく)
村には10件ほどの家しかありませんでした。
お互いの事を知りすぎるほど知っています。
ちなみに、彼の隣家には中年の夫婦と、夫の母親の3人が暮らしていました。
嫁と姑の仲が悪く、お互いを罵り合う喧嘩の声が毎日の様に聞こえてくる。
夫は村には珍しく、農業ではなく薬売りなどをしていて、いつも外出がち
だったそうです。
ある日、いつもの様に蹄塚(ひづめづか)で彼が遊んでいると遠くの方から
誰かが来ます。ユラユラと動きながらこちらに進んで来ます。
「誰だろう?」
そう思いながら、まだまだ遠くにいて確認できないので、また遊び始め
ました。しばらくしてふと顔を上げると、すぐ側までさっきの人が来ていました。
それは隣家のおばちゃん(嫁)でした。
「あ、おばちゃんこんにちは」と彼はペコリと挨拶をしますが、
おばちゃんは彼をすごい形相で睨みつけるだけです。
(あ、こわい)と幼い彼は思いましたが、知らないふりをしてまた
遊び始めました。気配がしないので「もう行ったかな?」と思って顔を
上げると、まだそこにいて彼を睨んでいます。
(つづく)
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76: 青田 ◆91XhvMgA 02/08/30 17:40
(つづき)
彼がおばちゃんに見えない巨木の陰に隠れて遊び始めると、
おばちゃんはしばらくしてからいなくなりました。
(何だったんだろう?)
そう思いながら土遊びを始めました。
土を掘り返して虫の観察などをしていると夕闇が迫って来ました。
(つづき)
彼がおばちゃんに見えない巨木の陰に隠れて遊び始めると、
おばちゃんはしばらくしてからいなくなりました。
(何だったんだろう?)
そう思いながら土遊びを始めました。
土を掘り返して虫の観察などをしていると夕闇が迫って来ました。
(つづき)
77: 青田 ◆91XhvMgA 02/08/30 17:40
(つづき)
(もう帰ろう)
立ち上がって去ろうとすると、丘の一箇所に目が止まった。
彼がさっきまで土遊びをしていた場所と同じ様に、土の色が違う
場所があったのだ。
ただ彼の遊んだ後よりも面積は広く、うっすらと盛り上がっている。
(何だろう?でも、もう遅いから)
そう考えて彼は家路を急いだ。
それから何日かが経って、夜中、彼はヒソヒソと人が話す声で目が覚めた。
眠い目をこすって玄関へ行くと、戸口で父親が誰かと話している。
どうやら相手は隣家の夫の様だった。
話の内容を聞いていると、どうやら隣家の姑が何日も前に家を出たきり
戻らないとのことだった。「見かけなかったか?」と父親に尋ねに来た
らしい。
二人のやり取りをもっと側で聞きたいと思った彼は父親の横に行って、
ひょい、と隣家の夫を見た。
「その時の表情は未だに忘れられない」と彼はよく語るそうだ。
隣家の夫は顔を歪まして、笑っていたそうである。
子供心にも妙に思った。
(おばあちゃんがいなくなったのに、なんで笑ってるんだろう?)
(つづく)
(もう帰ろう)
立ち上がって去ろうとすると、丘の一箇所に目が止まった。
彼がさっきまで土遊びをしていた場所と同じ様に、土の色が違う
場所があったのだ。
ただ彼の遊んだ後よりも面積は広く、うっすらと盛り上がっている。
(何だろう?でも、もう遅いから)
そう考えて彼は家路を急いだ。
それから何日かが経って、夜中、彼はヒソヒソと人が話す声で目が覚めた。
眠い目をこすって玄関へ行くと、戸口で父親が誰かと話している。
どうやら相手は隣家の夫の様だった。
話の内容を聞いていると、どうやら隣家の姑が何日も前に家を出たきり
戻らないとのことだった。「見かけなかったか?」と父親に尋ねに来た
らしい。
二人のやり取りをもっと側で聞きたいと思った彼は父親の横に行って、
ひょい、と隣家の夫を見た。
「その時の表情は未だに忘れられない」と彼はよく語るそうだ。
隣家の夫は顔を歪まして、笑っていたそうである。
子供心にも妙に思った。
(おばあちゃんがいなくなったのに、なんで笑ってるんだろう?)
(つづく)
78: 青田 ◆91XhvMgA 02/08/30 17:41
(つづき)
隣家の夫は、その後、父親と二言三言言葉を交わして帰って行った。
翌日駐在さんに届け出を出したらしいが、人手もない田舎で捜索活動など
おこなわれる筈もなく、また、事件として扱われることはまず無かった。
その後、村で姑の姿を見かけることはなかったそうだ。
ちなみに、昔から蹄塚の周りは耕作していると、家畜の骨以外に人骨が
たくさん出たらしい。
「牛の首」等で語られる飢饉時の人間の行動の他にも、古い時代の人間行動
の中には現代の私達の想像力を遥かに凌駕するおぞましく、禍々しいものが
あるのかもしれない。
隣家の夫は、その後、父親と二言三言言葉を交わして帰って行った。
翌日駐在さんに届け出を出したらしいが、人手もない田舎で捜索活動など
おこなわれる筈もなく、また、事件として扱われることはまず無かった。
その後、村で姑の姿を見かけることはなかったそうだ。
ちなみに、昔から蹄塚の周りは耕作していると、家畜の骨以外に人骨が
たくさん出たらしい。
「牛の首」等で語られる飢饉時の人間の行動の他にも、古い時代の人間行動
の中には現代の私達の想像力を遥かに凌駕するおぞましく、禍々しいものが
あるのかもしれない。
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