358: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/09/23 15:18
私の姉は夫といっしょに、大阪の東の方で飲食店を経営しています。
おかげさまで繁盛し、店も忙しくなってきたのでバイトを雇うことに
しました。バイト君は、地方から出てきて大阪の大学に通っている
近所に下宿している男子大学生でした。
このバイト君、陰ひなたなくよく働くいい子だったので、喜んだ
姉夫婦は彼を食事に招待することにしました。
休みの日に、大阪はミナミのちょっとしたレストランを予約し、
姉夫婦とバイト君は、近鉄日本橋駅で待ち合わせして、その
レストランへ向かって歩き出しました。
千日前通りを歩いているときのことです。突然バイト君が道に倒れて
苦しみだしました。ひどく咳き込み、とぎれとぎれに「熱い、熱い」
と言いながらもがき苦しんでいます。
姉達は驚き「大丈夫?どうしたの」と介抱しましたが、症状はおさまり
ませんでした。「熱い苦しい、助けて」と言いますが、発熱している
ようすもないのです。
やむなく、タクシーを止め、姉夫婦はバイト君を下宿まで送って
いきました。食事はキャンセルしました。
車の中では苦しむことはなくなったものの、彼はぐったりとなって
いたそうです。
おかげさまで繁盛し、店も忙しくなってきたのでバイトを雇うことに
しました。バイト君は、地方から出てきて大阪の大学に通っている
近所に下宿している男子大学生でした。
このバイト君、陰ひなたなくよく働くいい子だったので、喜んだ
姉夫婦は彼を食事に招待することにしました。
休みの日に、大阪はミナミのちょっとしたレストランを予約し、
姉夫婦とバイト君は、近鉄日本橋駅で待ち合わせして、その
レストランへ向かって歩き出しました。
千日前通りを歩いているときのことです。突然バイト君が道に倒れて
苦しみだしました。ひどく咳き込み、とぎれとぎれに「熱い、熱い」
と言いながらもがき苦しんでいます。
姉達は驚き「大丈夫?どうしたの」と介抱しましたが、症状はおさまり
ませんでした。「熱い苦しい、助けて」と言いますが、発熱している
ようすもないのです。
やむなく、タクシーを止め、姉夫婦はバイト君を下宿まで送って
いきました。食事はキャンセルしました。
車の中では苦しむことはなくなったものの、彼はぐったりとなって
いたそうです。
引用元: ・身内に起こった怖い話
359: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/09/23 15:19
翌日、心配になった姉は、バイト君の下宿にようすを見に行きました。
バイト君は疲れきった感じでしたが、それでも言葉ははっきりと
昨日のことを姉に語りました。
彼が言うには「急に煙がたちこめて、息ができなくなった。まわりの空気が
火のそばにいるように熱くなった」とのことです。
煙?なんて姉も義兄も見ていません。大阪の繁華街のど真ん中でそんなことが
あれば大騒ぎになるでしょう。姉がそういうと
「でも、たくさんのパニックになった人が僕のまわりにいたんです、
叫び声もしていたしみんな必死で逃げ道を探していた」
姉は家へ帰ってきて、義兄にその話をしました。黙って聞いていた
義兄は一言「お前、気ぃつけへんかったか、あいつが倒れた場所」
と言いました。
バイト君が倒れた場所はプランタンデパート(現ビックカメラ)の前の
道でした。ここがかつて千日デパートと呼ばれ、多くの犠牲者を
出した火災現場であることをご存知の方は多いと思います。
しかし何十年も前のことであり、当時はたちそこそこ、しかも地方出身の
バイト君がそのことを知っていたとは思えません。
第一、レストランでのおいしい食事を目の前にしていたんですから。
その後、バイト君がどうなったかは姉から聞いていません。
バイト君は疲れきった感じでしたが、それでも言葉ははっきりと
昨日のことを姉に語りました。
彼が言うには「急に煙がたちこめて、息ができなくなった。まわりの空気が
火のそばにいるように熱くなった」とのことです。
煙?なんて姉も義兄も見ていません。大阪の繁華街のど真ん中でそんなことが
あれば大騒ぎになるでしょう。姉がそういうと
「でも、たくさんのパニックになった人が僕のまわりにいたんです、
叫び声もしていたしみんな必死で逃げ道を探していた」
姉は家へ帰ってきて、義兄にその話をしました。黙って聞いていた
義兄は一言「お前、気ぃつけへんかったか、あいつが倒れた場所」
と言いました。
バイト君が倒れた場所はプランタンデパート(現ビックカメラ)の前の
道でした。ここがかつて千日デパートと呼ばれ、多くの犠牲者を
出した火災現場であることをご存知の方は多いと思います。
しかし何十年も前のことであり、当時はたちそこそこ、しかも地方出身の
バイト君がそのことを知っていたとは思えません。
第一、レストランでのおいしい食事を目の前にしていたんですから。
その後、バイト君がどうなったかは姉から聞いていません。
360: あなたのうしろに名無しさんが・・ 02/09/23 21:30
baitokunn age
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362: 青田 ◆91XhvMgA 02/09/24 09:22
>351
(略)
>358
一種の霊感体質なんでしょうけど、そこで死んだ方の霊が
憑依したんでしょうか・・・。
もし感情なんかも同調してしまうんだとしたら、精神に異常を
きたしてしまいそうですね。
(略)
>358
一種の霊感体質なんでしょうけど、そこで死んだ方の霊が
憑依したんでしょうか・・・。
もし感情なんかも同調してしまうんだとしたら、精神に異常を
きたしてしまいそうですね。
367: 358 02/09/25 00:26
青田さん、コメントありがとうございました。
こわいというのとはちょっと違うのですが、そのバイト君の
話をもうひとつ。
彼がある日、店長である義兄に尋ねました。
「忙しくて疲れ気味のお客様におすすめメニューを聞かれたら
何がいいですか?」
義兄は「そりゃあ豚肉だな」
バイト君「あっそうか、じゃあAさんにはとんかつかしょうが焼き
定食をおすすめしてみよう」
その話を聞いて義兄は、
「何言ってるんや、Aさんは会社辞めたばかりでヒマやねんぞ」
その初老の男性、Aさんは会社の早期退職勧奨制度に応じて退職
したばかりでした。貸家などをいくつか持っているので生活には
困るわけではなく、趣味のゴルフ三昧の毎日です。いつも打ち放し
の後に姉夫婦の店にお昼を食べに来ていました。
義兄は「ボケとったらあかんど」とバイト君にカツを入れたらしいですが…
まもなくAさんは、職に就くことになりました。もと勤めていた会社が
子会社を作り、Aさんは役員に迎えられたのです。
天下り役員と違って、その分野での手腕を買われただけに目の
回るような忙しさで、店にもあまり姿をみせなくなりました。
こわいというのとはちょっと違うのですが、そのバイト君の
話をもうひとつ。
彼がある日、店長である義兄に尋ねました。
「忙しくて疲れ気味のお客様におすすめメニューを聞かれたら
何がいいですか?」
義兄は「そりゃあ豚肉だな」
バイト君「あっそうか、じゃあAさんにはとんかつかしょうが焼き
定食をおすすめしてみよう」
その話を聞いて義兄は、
「何言ってるんや、Aさんは会社辞めたばかりでヒマやねんぞ」
その初老の男性、Aさんは会社の早期退職勧奨制度に応じて退職
したばかりでした。貸家などをいくつか持っているので生活には
困るわけではなく、趣味のゴルフ三昧の毎日です。いつも打ち放し
の後に姉夫婦の店にお昼を食べに来ていました。
義兄は「ボケとったらあかんど」とバイト君にカツを入れたらしいですが…
まもなくAさんは、職に就くことになりました。もと勤めていた会社が
子会社を作り、Aさんは役員に迎えられたのです。
天下り役員と違って、その分野での手腕を買われただけに目の
回るような忙しさで、店にもあまり姿をみせなくなりました。
368: 358 02/09/25 00:27
何ヶ月かぶりに、店にあらわれたAさんは「いやもう、毎日大変でね、
こんなことになるとは思ってもみなかった、本当に疲れた。おすすめは何かね?」
とバイト君に尋ねたそうです。
バイト君はなぜAさんが多忙だと思ったのか、単なる勘違いなのか
わからないのですが…
こんなことになるとは思ってもみなかった、本当に疲れた。おすすめは何かね?」
とバイト君に尋ねたそうです。
バイト君はなぜAさんが多忙だと思ったのか、単なる勘違いなのか
わからないのですが…
369: 358 02/09/25 00:28
また、こんなこともありました。
ある日、常連Bさんがピカピカのベンツに乗ってお店にやってきました。
「いいですねー」みんな、ベンツを囲んでBさんをうらやましがること
しきりです。
新車のようですが、実は中古で、前の持ち主は別に新しい車を買うことに
したのであまり距離を乗っていないベンツを手放すことにしたという
ことでした。
姉はあまり興味がないので、そんな理由で手放す人もいるんだなくらいに
思っていたようです。
ある日、常連Bさんがピカピカのベンツに乗ってお店にやってきました。
「いいですねー」みんな、ベンツを囲んでBさんをうらやましがること
しきりです。
新車のようですが、実は中古で、前の持ち主は別に新しい車を買うことに
したのであまり距離を乗っていないベンツを手放すことにしたという
ことでした。
姉はあまり興味がないので、そんな理由で手放す人もいるんだなくらいに
思っていたようです。
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370: 358 02/09/25 00:29
Bさんが上機嫌で帰った後、どうもバイト君の表情が冴えません。
「どないしたんや?」と義兄が聞くと、バイト君、
「あのベンツ良くないです」「はあ?何がや」
「よくわからんけど、あのベンツ何かいやあな気がするんです」
「何言うてんねん。中古や言うてもあの車いくらすると思てるんや」
などと義兄が言っても、バイト君、「いやあな感じが」と言い張ります。
このころになると、姉夫婦もバイト君の不思議な力にうすうす気づいて
いたようで、半信半疑ながらもBさんに「いやあな感じ」を伝えることにしました。
「どないしたんや?」と義兄が聞くと、バイト君、
「あのベンツ良くないです」「はあ?何がや」
「よくわからんけど、あのベンツ何かいやあな気がするんです」
「何言うてんねん。中古や言うてもあの車いくらすると思てるんや」
などと義兄が言っても、バイト君、「いやあな感じが」と言い張ります。
このころになると、姉夫婦もバイト君の不思議な力にうすうす気づいて
いたようで、半信半疑ながらもBさんに「いやあな感じ」を伝えることにしました。
371: 358 02/09/25 00:30
といっても、前回のAさん同様、バイト君の言うことに何ら根拠めいた
ものはないのです。義兄は知恵を絞り、「他のお客さんでこれそっくりのベンツが
事故を起こしているのを見た人がいる」というでっち上げ話をBさんに
吹き込みました。そして…
Bさんは中古車屋を問い詰めたそうです。やはりそのベンツは事故車でした。
運転していた人は無傷だったのですが、人をはねて死なせていました。
Bさんはカンカンです。中古車屋は車の代金をBさんに返し、
「このことはご内聞に」と口止めのお金まで持ってきたそうです。
姉夫婦が「なぜわかったのか?」とバイト君にきいても
「はあ、なんだかいやあな気がしたんです。感じの悪い車でしたよね」
などと要領が得ません。彼によると、街中を歩いていても、
たまにそのような車に遭遇するとのことでした。
ものはないのです。義兄は知恵を絞り、「他のお客さんでこれそっくりのベンツが
事故を起こしているのを見た人がいる」というでっち上げ話をBさんに
吹き込みました。そして…
Bさんは中古車屋を問い詰めたそうです。やはりそのベンツは事故車でした。
運転していた人は無傷だったのですが、人をはねて死なせていました。
Bさんはカンカンです。中古車屋は車の代金をBさんに返し、
「このことはご内聞に」と口止めのお金まで持ってきたそうです。
姉夫婦が「なぜわかったのか?」とバイト君にきいても
「はあ、なんだかいやあな気がしたんです。感じの悪い車でしたよね」
などと要領が得ません。彼によると、街中を歩いていても、
たまにそのような車に遭遇するとのことでした。
375: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/09/25 02:21
>>371 うちの会社にもそんなバイト君がほしい!
379: 青田 ◆91XhvMgA 02/09/25 10:15
>367
身近に「バイト君」みたいな人がいると、世界の本当の姿が
見えてきてしまいそうですね。
「バイト君」は自分の能力について自覚的ではないんでしょうか。
「悪意」とかを嗅ぎ分ける事ができるのはすごい能力だと
思います。
街中を歩く度に「感じの悪い車」を見るのは疲れるでしょうけど。
まだエピソードがあれば是非聞きたいです。
>372
(略)
身近に「バイト君」みたいな人がいると、世界の本当の姿が
見えてきてしまいそうですね。
「バイト君」は自分の能力について自覚的ではないんでしょうか。
「悪意」とかを嗅ぎ分ける事ができるのはすごい能力だと
思います。
街中を歩く度に「感じの悪い車」を見るのは疲れるでしょうけど。
まだエピソードがあれば是非聞きたいです。
>372
(略)
396: 358 02/09/27 00:44
きのう、姉と会ったので、バイト君の話を聞きました。
姉が言うには、バイト君は自分の「力」についてはほとんど
自覚が無いのではということでした。
たとえば、Bさんの件にしても、ベンツの下に血まみれの
人が見えるといったことはなかったそうです。
単に「嫌な感じ」としか表現のしようがない、つまり気配の
ようなもので、事故そのものが映像としてみえるわけでは
ないみたいです。
義兄が面白半分に何度か、バイト君に競馬の予想をさせたり
したそうですが、まったく当たりませんでした。
「役に立たん奴やの、お前は」などと言われても、バイト君は
「でへへ」と頭をかくばかり。どこにでもいる、今時の
若い子といった人だったそうです。
姉が言うには、バイト君は自分の「力」についてはほとんど
自覚が無いのではということでした。
たとえば、Bさんの件にしても、ベンツの下に血まみれの
人が見えるといったことはなかったそうです。
単に「嫌な感じ」としか表現のしようがない、つまり気配の
ようなもので、事故そのものが映像としてみえるわけでは
ないみたいです。
義兄が面白半分に何度か、バイト君に競馬の予想をさせたり
したそうですが、まったく当たりませんでした。
「役に立たん奴やの、お前は」などと言われても、バイト君は
「でへへ」と頭をかくばかり。どこにでもいる、今時の
若い子といった人だったそうです。
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