62: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/03 03:57
>59
(略)
>60
(略)
そもそも憑き物ってどこからきたんだろ?
(略)
>60
(略)
そもそも憑き物ってどこからきたんだろ?
引用元: ・【家系】憑き物筋について【蠱毒、イズナ、犬憑き】
64: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/03 12:44
もともと、自分の家に動物を祀って家内安全を願ったのか?
そのうち、時代は移り信仰も薄くなっていった。
本来は純粋な契約なので、代々、そのシステムだけは残る。
本人の心の問題が絡んでくるようにおもうガ・・・
ちゃんと次の代に伝えないと放置状態になってしまうんじゃ。
家内安全→守ってほしい→妬み、恨みの感情→自動攻撃と
それとももっと違う形なのか?
そのうち、時代は移り信仰も薄くなっていった。
本来は純粋な契約なので、代々、そのシステムだけは残る。
本人の心の問題が絡んでくるようにおもうガ・・・
ちゃんと次の代に伝えないと放置状態になってしまうんじゃ。
家内安全→守ってほしい→妬み、恨みの感情→自動攻撃と
それとももっと違う形なのか?
71: 黒衣の男 ◆sYja25eo/U 03/09/03 19:10
>>64
そもそも憑き物が「憑く」という状態は、現代でも違和感なく人口に膾炙することだね。
ゲームなどで調子よく勝ちが続くと、誰でも「ツイている」と云うだろう。同じものなのだよ。
おそらく元々の形は、村落共同体内に普遍的だった地霊祭祀、祖霊祭祀だったのだろうね。
昔はどこの家でも家ごとの政【まつりごと】はやっていたのだよ。竈神やら便所神やらとね。
祈祷する内容も「家内安全」であるとか、飢えや寒さから遠ざけ給えというごく普通の願いさ。
明治になってでっちあげられた国家神道などとは程遠いアミニズムだと云えばわかるかな。
そしてそれは味噌汁やお雑煮のように、家々各々ごとにオリジナルのヴァリエーションがあった。
村落共同体は共同体である以上、極力優劣を退けたイクォールな関係性が不文律でもあった。
しかし“外部”との交流が進めば、共同体内では不要だった貨幣が入り込んでくる。
貨幣とはつまり「蓄積された富およびその価値」ということだね。
交流の上手下手や生産力の差は、自ずと貨幣の多寡に繋がる。
結果的にそれが「富の偏り」を生み、共同体内部の均質性が壊れ始める。
「皆一緒だ」とやっていた村に、なぜか突出して恵まれた家が現れる。
共同体のその他の構成員たちは「なぜあの家だけが」と、恵みの理由を必要とする。
そしてその突出の解説として利用されたのが「憑き物」だったというわけさ。
曰く、「あの家ではなにがしだかのカミを祀り富と安泰を得ている」だから「ツイている」とね。
カミへの願いごとにはメリットとデメリット、光と影が必ずセットになっている。
敢えて例えれば欲しいものを手に入れるために借金を背負うのに似ているかな。
詳しく知りたければ小松和彦教授の『「憑きもの」と民俗社会』などをお薦めしよう。
そもそも憑き物が「憑く」という状態は、現代でも違和感なく人口に膾炙することだね。
ゲームなどで調子よく勝ちが続くと、誰でも「ツイている」と云うだろう。同じものなのだよ。
おそらく元々の形は、村落共同体内に普遍的だった地霊祭祀、祖霊祭祀だったのだろうね。
昔はどこの家でも家ごとの政【まつりごと】はやっていたのだよ。竈神やら便所神やらとね。
祈祷する内容も「家内安全」であるとか、飢えや寒さから遠ざけ給えというごく普通の願いさ。
明治になってでっちあげられた国家神道などとは程遠いアミニズムだと云えばわかるかな。
そしてそれは味噌汁やお雑煮のように、家々各々ごとにオリジナルのヴァリエーションがあった。
村落共同体は共同体である以上、極力優劣を退けたイクォールな関係性が不文律でもあった。
しかし“外部”との交流が進めば、共同体内では不要だった貨幣が入り込んでくる。
貨幣とはつまり「蓄積された富およびその価値」ということだね。
交流の上手下手や生産力の差は、自ずと貨幣の多寡に繋がる。
結果的にそれが「富の偏り」を生み、共同体内部の均質性が壊れ始める。
「皆一緒だ」とやっていた村に、なぜか突出して恵まれた家が現れる。
共同体のその他の構成員たちは「なぜあの家だけが」と、恵みの理由を必要とする。
そしてその突出の解説として利用されたのが「憑き物」だったというわけさ。
曰く、「あの家ではなにがしだかのカミを祀り富と安泰を得ている」だから「ツイている」とね。
カミへの願いごとにはメリットとデメリット、光と影が必ずセットになっている。
敢えて例えれば欲しいものを手に入れるために借金を背負うのに似ているかな。
詳しく知りたければ小松和彦教授の『「憑きもの」と民俗社会』などをお薦めしよう。
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76: 黒衣の男 ◆sYja25eo/U 03/09/05 06:51
ああ失敬、記名を忘れてしまった。>>71では「アニミズム」だね。お恥ずかしい。
73: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/04 04:42
書き方がすごく難しかったけど、解りやすかったよ
サンクス
羨みの対象が妬みに取って代わるところが人の闇の部分なんだなー
>61氏のいうように差別問題抜きには語れないと思った。
でも相手に自動攻撃する話はどうなん?
いわゆる呪いのような・・・
サンクス
羨みの対象が妬みに取って代わるところが人の闇の部分なんだなー
>61氏のいうように差別問題抜きには語れないと思った。
でも相手に自動攻撃する話はどうなん?
いわゆる呪いのような・・・
75: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/05 06:47
>>73
君の言う「自動攻撃」とはどういうものなのか、いまひとつ曖昧なのだが、
「呪い」はあるし、憑き物筋に関わる「呪い」が機能するケエスもあるよ。
前の説明で云った「ツイている家」は、
共同体の中にあって富が突出している家だというだけでなく、
その理由として「なにがしだかのカミを祀ったからだ」と認識される。
憑き物筋の家を「クロ」と呼ぶことがあるけれど、クロの烙印を押されるのだね。
ところで嫉妬という感情は対象を自分と同じレヴェルに引き摺り下ろそうとする。
決して相手と同じレヴェルに昇ろうとしない、ネガティブな感情なのだね。
しかしクロの家は、得体の知れないカミに守られている。
暮らし向きが楽そうで妬ましいなどと、迂闊にクロの家の失墜を望みなどすれば、
クロの家の富と安泰を壊すものとして、そのカミの怒りに触れかねない。
だからクロの家との交流は疎遠になってゆくし、そうなればなるほど、
クロの家には関わるなというタブー観ばかりが独り歩きする。
これが憑き物筋の家に関わる「呪い」の正体だよ。
ただしその「呪い」が機能するのも、クロの家は依然ムラにあるからなんだ。
同じ共同体の中にあるからこそ、呪いは機能する。
何処の誰とも知れない者が、何処の誰とも知らない者を呪うことなどできないよ。
君の言う「自動攻撃」とはどういうものなのか、いまひとつ曖昧なのだが、
「呪い」はあるし、憑き物筋に関わる「呪い」が機能するケエスもあるよ。
前の説明で云った「ツイている家」は、
共同体の中にあって富が突出している家だというだけでなく、
その理由として「なにがしだかのカミを祀ったからだ」と認識される。
憑き物筋の家を「クロ」と呼ぶことがあるけれど、クロの烙印を押されるのだね。
ところで嫉妬という感情は対象を自分と同じレヴェルに引き摺り下ろそうとする。
決して相手と同じレヴェルに昇ろうとしない、ネガティブな感情なのだね。
しかしクロの家は、得体の知れないカミに守られている。
暮らし向きが楽そうで妬ましいなどと、迂闊にクロの家の失墜を望みなどすれば、
クロの家の富と安泰を壊すものとして、そのカミの怒りに触れかねない。
だからクロの家との交流は疎遠になってゆくし、そうなればなるほど、
クロの家には関わるなというタブー観ばかりが独り歩きする。
これが憑き物筋の家に関わる「呪い」の正体だよ。
ただしその「呪い」が機能するのも、クロの家は依然ムラにあるからなんだ。
同じ共同体の中にあるからこそ、呪いは機能する。
何処の誰とも知れない者が、何処の誰とも知らない者を呪うことなどできないよ。
74: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/04 16:47
71氏のHNで「セーレムの魔女裁判」の方を連想しちゃったよ
あれも田舎の地域社会における孤立者への反感や家同士の対立や
富裕層へのドロドロした怨嗟が根底に流れていたわけで
そうした理不尽な不幸(と各人が感じるもの)の原因を考えた時に
あの時代の植民地人に最もしっくりきたのが幸福をもたらす
「神の恩寵」の対極にある「悪魔の呪い」だったんだろうな
当時無罪を勝ち取れなかった人の子孫はつい最近疑いが晴れるまで
何をやっても周囲に「魔女の血云々」と言われて苦労してたらしいし
文化宗教は違ってもその辺のダークな感覚は万国共通だね
あれも田舎の地域社会における孤立者への反感や家同士の対立や
富裕層へのドロドロした怨嗟が根底に流れていたわけで
そうした理不尽な不幸(と各人が感じるもの)の原因を考えた時に
あの時代の植民地人に最もしっくりきたのが幸福をもたらす
「神の恩寵」の対極にある「悪魔の呪い」だったんだろうな
当時無罪を勝ち取れなかった人の子孫はつい最近疑いが晴れるまで
何をやっても周囲に「魔女の血云々」と言われて苦労してたらしいし
文化宗教は違ってもその辺のダークな感覚は万国共通だね
75: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/05 06:47
>>74
外部からの移民者が構成していたとはいえ、
植民地の開拓者たちの社会とは、想像以上に閉鎖的なムラだったのだろうね。
勝てば官軍ではないが、勝ち残った者たちの“正当性”からすれば、
負けた者たちは「異端者」にほかならないわけだが、
一神教という根源を抱えるキリスト教社会においては、
“敵”は当然のごとく魔女であり悪魔なのだろうし。
植民地アメリカを構成する入り組んだ民族主義や差別、
「本国」との関係性や先住民との軋轢など、
「呪い」が複雑に入り組んでいたのだろうと僕も思う。
外部からの移民者が構成していたとはいえ、
植民地の開拓者たちの社会とは、想像以上に閉鎖的なムラだったのだろうね。
勝てば官軍ではないが、勝ち残った者たちの“正当性”からすれば、
負けた者たちは「異端者」にほかならないわけだが、
一神教という根源を抱えるキリスト教社会においては、
“敵”は当然のごとく魔女であり悪魔なのだろうし。
植民地アメリカを構成する入り組んだ民族主義や差別、
「本国」との関係性や先住民との軋轢など、
「呪い」が複雑に入り組んでいたのだろうと僕も思う。
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