9月18日という日付にちなみ、年は違えどこの日に公開された記事を集めて蔵出しする企画。主役に据えたのは、記念写真を弔ってほしいと持ち込まれた僧侶が、依頼主の「そう見えますか?」という一言に写真を見直す話。ほかにも、近寄るなと言われていた路地に踏み込んでしまう話や、廃墟の壁に残された張り紙をたどる話など、なにげない日常や好奇心の隙間にふっと違和感が顔を出す6本を選んだ。
選んだ基準は、怖さの質や読み味がなるべく被らないようにしたこと。当時のコメ欄が残っている記事には、その空気が伝わる1件を添えたので、あわせて読んでみてほしい。
01
【オカルト】心霊写真を見慣れたお坊さん「この記念写真のどこが変なの?」依頼主「そう見えますか? 何か感じませんか?」→ よく見たら映っているのは……!
2022年コメ13件
記念写真を弔ってほしいと持ち込んだ依頼主の「そう見えますか?」という一言で、見慣れているはずの僧侶の顔つきが変わる場面がじわじわ来る。一人で撮ったはずの写真に何が写り込んでいるのか、最後まで確かめてほしい一本。
7. 名無しのオカルト 2022/09/20
三分の一あたりでオチがわかってしまった… → コメ欄を全部読む02
【ほんのり】『保険外交員』『高校野球嫌い』『アシダカグモを飼わないか』
2019年コメ9件
アシダカグモ——見た目は強烈だが家の中の虫を捕食してくれるとされる大型のクモ。それを飼おうと熱弁する同僚や、きのこの山派とたけのこの里派で一歩も譲らない入院中のおばあちゃんたちなど、怖さより人間くささが際立つ小話のオムニバス。
3. 名無しのオカルト 2019/09/18
確かに、きのこたけのこ論争は荒れるので差し控えた方がいいな → コメ欄を全部読む スポンサーリンク
03
【精神】何をするにもうまくいかないのは「徳」がないからだと。なにをして「徳」なのかな?
2020年コメ7件
「徳がないから何をしてもうまくいかない」という切実な相談に、スレの住人たちがときに厳しく、ときに真剣に向き合っていくやり取りが読みどころ。因縁や霊能者の話も出てくるが、最後に残るのは説教というより生々しい人生相談の温度感。
5. 名無しのオカルト 2020/09/19
本気で逃げて絶縁しようと思えばできないことはない。 文句や不満を言ってるけど、浸ってるというか本気でその生活を捨てる気はないんだよね。 親が家が宗教がーって言ってるうちは無理じゃないかね。 → コメ欄を全部読む04
【意味怖】「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」【解説あり】
2017年コメ7件
意味怖——一読しただけでは気づかない仕掛けがあり、読み返すとゾッとする「意味が分かると怖い話」の略称。廃墟に残された短い張り紙を辿っていく展開で、最後の一文の意味に気づいた瞬間の背筋の冷たさは本文で確かめてほしい。
05
【オカルト】ある冴えないサラリーマンの前に怪しげな老婆が現れ、奇妙なパッケージのタバコを差し出した「これは『悪魔のタバコ』といって…」
2016年コメ7件
怪しい老婆にタバコを勧められる、というベタな導入から始まる小噺。律儀に我慢して終わる前半と、我慢できずに火をつけてしまうその後日談が並べて置かれているのがミソで、最後の一服で何が起きるのかは本文で。
5. 名無しのオカルト 2016/09/19
上のヤツらみんな理解したんだよな?最後のオチ。 → コメ欄を全部読む06
【オカルト】いったい部落で何があったのか。『サリョ』というのは何なのか。気になりますが、私はそれ以上調べることを止めました。
2018年コメ6件
サリョ——由来不明の言葉で、彼氏が頑なに避けていた路地に響いたとされる謎の叫び声。Y字路に足を踏み入れた瞬間に空気が変わる描写が生々しく、後日その一画を確かめに行った時に見える光景まで含めて薄気味悪い一本。
2. 名無しのオカルト 2018/09/19
彼氏が嫌がってるのに 、無理矢理行って 結局彼氏に助けられて 愛だのぬかす身勝手な女の話でした → コメ欄を全部読む読み比べると、日常のちょっとした行動のなかに違和感が滑り込んでくる話と、人間くさいやり取りだけで読ませる話とがバランスよく並んでいるのが分かる。特に冒頭の記念写真の話は、写真を見直すたびに違和感が濃くなっていく怖さが長く尾を引く一本。最後に置いたサリョの話は答えが出ないまま終わるので、気になった人はぜひコメ欄で自分なりの解釈を聞かせてほしい。
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