バイト君の「力」のおかげて店が繁盛するとか、そういうことも
特になかったのですが、性格がいい子だったので、お客さんにも
姉夫婦にも好かれていて、姉夫婦の家に遊びにきたりするように
なりました。
彼のお目当ては、姉一家の愛犬コロ。そう、バイト君はめっちゃ
犬好きだったのです。
姉の家に来ると「コロ~~、元気やったか~」と言ってコロに
突進します。コロは、茶色の、ゴールデンレトリバーを不細工にして
ちょっと小さくしたような感じの雑種の犬でした。
コロもバイト君になついていて、1人と1匹はじゃれあうのですが
「バイト君が茶色いセーター着てたりすると、どっちが犬で人間か
区別つかへんねんで」と姉はくすくす笑いました。
そんなある日事件が起こりました。
特になかったのですが、性格がいい子だったので、お客さんにも
姉夫婦にも好かれていて、姉夫婦の家に遊びにきたりするように
なりました。
彼のお目当ては、姉一家の愛犬コロ。そう、バイト君はめっちゃ
犬好きだったのです。
姉の家に来ると「コロ~~、元気やったか~」と言ってコロに
突進します。コロは、茶色の、ゴールデンレトリバーを不細工にして
ちょっと小さくしたような感じの雑種の犬でした。
コロもバイト君になついていて、1人と1匹はじゃれあうのですが
「バイト君が茶色いセーター着てたりすると、どっちが犬で人間か
区別つかへんねんで」と姉はくすくす笑いました。
そんなある日事件が起こりました。
引用元: ・身内に起こった怖い話
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398: 358 02/09/27 00:45
バイト君はコロと仲良くなるにつれて、散歩に連れて行ってくれる
ようになりました。頼んだわけではないのですが、
姉も自分が楽できるので、バイト君に任せていたようです。
その日も、バイト君がやってきてコロを散歩に連れ出そうと
テラスの柱にくくりつけてあるコロの紐を外しました。
するとどういうわけか、コロは猛然と走り出し、そのまま道路に飛び出して
車にはねられてしまいました。「コロ、待てー」と
後を追いかけていったバイト君と姉は茫然です。
コロは血を吐いて、何度か痙攣したあと、ぐったりと動かなくなって
しまいました。姉は「もうアカン」と思ったのですが、万が一
助かるならと、コロをバスタオルにくるみバイト君に抱きかかえさせて
自分の車に乗せ、獣医さんのところに向かいました。
車の後部座席では、コロを抱いたバイト君が
「コロ、コロ、ごめんな」と泣きじゃくっています。
獣医さんまでは10分か15分くらいだったのですが、姉は
もっと長く感じたと言っていました。なかなか変わらない
信号。とろくさい前の車。後ろで泣いているバイト君。
永遠にこの状態が続くのではないかと思ったそうです。
ようになりました。頼んだわけではないのですが、
姉も自分が楽できるので、バイト君に任せていたようです。
その日も、バイト君がやってきてコロを散歩に連れ出そうと
テラスの柱にくくりつけてあるコロの紐を外しました。
するとどういうわけか、コロは猛然と走り出し、そのまま道路に飛び出して
車にはねられてしまいました。「コロ、待てー」と
後を追いかけていったバイト君と姉は茫然です。
コロは血を吐いて、何度か痙攣したあと、ぐったりと動かなくなって
しまいました。姉は「もうアカン」と思ったのですが、万が一
助かるならと、コロをバスタオルにくるみバイト君に抱きかかえさせて
自分の車に乗せ、獣医さんのところに向かいました。
車の後部座席では、コロを抱いたバイト君が
「コロ、コロ、ごめんな」と泣きじゃくっています。
獣医さんまでは10分か15分くらいだったのですが、姉は
もっと長く感じたと言っていました。なかなか変わらない
信号。とろくさい前の車。後ろで泣いているバイト君。
永遠にこの状態が続くのではないかと思ったそうです。
399: 358 02/09/27 00:46
やっと獣医さんのところについたとき、姉は自分の
目を疑いました。ぐったりとなっていたはずのコロが
目を開けて、くうくうと鳴きながら、バイト君の顔を
舐めていたのです。バイト君はそれにも気づかず、
まだ号泣状態でした。
獣医さんに見てもらうと何箇所か骨折しているものの
命には別状ないとのことでした。このころになって
ようやくバイト君は「コロ~、助かったんかお前~」
とまだ泣いてはいるものの、状況の変化に気づいた
ようです。
私が「そんなことてあるんやろか」と姉にいうと
「私も犬の体のことはよくわからないから、1回死んで
生き返ったと断言はできないけど、いや不思議な
こともあるもんやわ。バイト君のおかげか
どうかわからへんけど」と言っていました。
なんだか先日やっていた「グリーン・マイル」という
映画のようだと思いました。
目を疑いました。ぐったりとなっていたはずのコロが
目を開けて、くうくうと鳴きながら、バイト君の顔を
舐めていたのです。バイト君はそれにも気づかず、
まだ号泣状態でした。
獣医さんに見てもらうと何箇所か骨折しているものの
命には別状ないとのことでした。このころになって
ようやくバイト君は「コロ~、助かったんかお前~」
とまだ泣いてはいるものの、状況の変化に気づいた
ようです。
私が「そんなことてあるんやろか」と姉にいうと
「私も犬の体のことはよくわからないから、1回死んで
生き返ったと断言はできないけど、いや不思議な
こともあるもんやわ。バイト君のおかげか
どうかわからへんけど」と言っていました。
なんだか先日やっていた「グリーン・マイル」という
映画のようだと思いました。
※註:21/4/21タイトル編集
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