【オカルト】担架で運ばれる懐かしい顔。大家の持つ鳥籠には藁と髪の毛。どうして……?
366: Jねじん 03/02/21 00:54
私の田舎に、あぜ道ではめずらしいY字になっている場所があり、
そこは5・くらいの空き地というかなんというか
よくわからないスペースが出来ていました。
そこは小 中学生の頃の通学路で 通学路にはよくある「いわく付きの」物が
あったのです。。
それは通称「魔女岩」という つるつるした人の腕で抱えきれるくらいの岩で
みんな「その岩にはたたりがある」と言っていたのだが
実際 その岩にのっかろうと、小便をかけようと何をしようと
たたりらしきものに 襲われた人はいなかったのです。
しかし、私はなんとなくその岩には 触れたくなかったというか
あまり興味がなかったのでした。
そして。。これはこの間社会人になった私がひさしぶりに実家に帰った時の
話です。。。
そこは5・くらいの空き地というかなんというか
よくわからないスペースが出来ていました。
そこは小 中学生の頃の通学路で 通学路にはよくある「いわく付きの」物が
あったのです。。
それは通称「魔女岩」という つるつるした人の腕で抱えきれるくらいの岩で
みんな「その岩にはたたりがある」と言っていたのだが
実際 その岩にのっかろうと、小便をかけようと何をしようと
たたりらしきものに 襲われた人はいなかったのです。
しかし、私はなんとなくその岩には 触れたくなかったというか
あまり興味がなかったのでした。
そして。。これはこの間社会人になった私がひさしぶりに実家に帰った時の
話です。。。
引用元: ・洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?Part28
オカ速おすすめ!
368: Jねじん 03/02/21 01:23
その空き地は、中学生の時に引っ越してしまった家の近くにあったのだが
何となく懐かしくなり、夕暮れ時空が赤くなった頃に自転車にまたがり
今ではスッカリ変わってしまった 風景を 微かに残る懐かしさを 感じながら
走っていました。ふと、民家の裏の路地にある空き地に目をやると
生い茂った雑草の中に頭半分くらい見えている 大きな岩があったのです
それを見た私はなんだか懐かしいというより
かわいそうに思えてきて 人目を気にしながら生い茂った
光を遮る雑草を、何かの衝動に駆られてブチブチ毟っていると
「バリバリッッ!!」
と明らかに雑草とは違った感触が手に伝わってきました
そして
泥にまみれた私の手に握られていたのは。。。
藁のような繊維と髪の毛?のような黒い繊維の束でした。。。
何となく懐かしくなり、夕暮れ時空が赤くなった頃に自転車にまたがり
今ではスッカリ変わってしまった 風景を 微かに残る懐かしさを 感じながら
走っていました。ふと、民家の裏の路地にある空き地に目をやると
生い茂った雑草の中に頭半分くらい見えている 大きな岩があったのです
それを見た私はなんだか懐かしいというより
かわいそうに思えてきて 人目を気にしながら生い茂った
光を遮る雑草を、何かの衝動に駆られてブチブチ毟っていると
「バリバリッッ!!」
と明らかに雑草とは違った感触が手に伝わってきました
そして
泥にまみれた私の手に握られていたのは。。。
藁のような繊維と髪の毛?のような黒い繊維の束でした。。。
371: Jねじん ◆Gv599Z9CwU 03/02/21 02:08
一瞬頭のなかが真っ白になってしまった。
しかもよくみると ボロボロになった白いカミキレが
その辺り一面に バラバラ何枚も何枚も転がっていて
背中に強烈な寒気を感じたわたしは 肘や膝をぶつけながらも
なんとか自転車にまたがり家の門をくぐった
夕飯を「魔女岩」のことを気にしながらも食べていると
どうやら部活で遅くなった弟が帰って来たらしく
玄関から足音が聞こえてきました。
すると弟がさりげなく「お兄ちゃん事故ったの?」
と聞いて来たので(嘘だろ!)と思いながら庭の自転車を見ると
ステップが完全に外れていて 倒れている
また 後ろの泥よけの付け根の辺りから サドルの下に渡って
二色の繊維がグルグル巻き付いていた。。
しかもよくみると ボロボロになった白いカミキレが
その辺り一面に バラバラ何枚も何枚も転がっていて
背中に強烈な寒気を感じたわたしは 肘や膝をぶつけながらも
なんとか自転車にまたがり家の門をくぐった
夕飯を「魔女岩」のことを気にしながらも食べていると
どうやら部活で遅くなった弟が帰って来たらしく
玄関から足音が聞こえてきました。
すると弟がさりげなく「お兄ちゃん事故ったの?」
と聞いて来たので(嘘だろ!)と思いながら庭の自転車を見ると
ステップが完全に外れていて 倒れている
また 後ろの泥よけの付け根の辺りから サドルの下に渡って
二色の繊維がグルグル巻き付いていた。。
372: Jねじん ◆Gv599Z9CwU 03/02/21 02:17
動揺しながらも部屋に戻ろうとすると
「ばたん!」「ばたん!」
と階段の上から戸を閉めるような連続音が聞こえてきました
弟はまだ居間でテレビを見てるし…
嫌な予感がして階段をのぼるのを やめて 振り返ると、
私が歩いて来た廊下に無数の足跡と あの二色の繊維が!
(来るときは気付かなかったのか?)と疑問に思いながらも
「魔女岩」との関係を 頭の中で必死になって消していた。
それから小一時間私は 居間で弟とテレビを見て笑ったりしていると
廊下から「なにこれ!?汚い!」という母の声
(やっぱりな)と思いながらも
「ああ、それ何か自転車でこけたとき僕に付いてたみたい。」と言うとしばらくして
「ええ?!これが?」と片手に何か持っている母がしかめっ面で言った
その手にはなんと ボロボロに汚れた小鳥の屍が。。。
「ばたん!」「ばたん!」
と階段の上から戸を閉めるような連続音が聞こえてきました
弟はまだ居間でテレビを見てるし…
嫌な予感がして階段をのぼるのを やめて 振り返ると、
私が歩いて来た廊下に無数の足跡と あの二色の繊維が!
(来るときは気付かなかったのか?)と疑問に思いながらも
「魔女岩」との関係を 頭の中で必死になって消していた。
それから小一時間私は 居間で弟とテレビを見て笑ったりしていると
廊下から「なにこれ!?汚い!」という母の声
(やっぱりな)と思いながらも
「ああ、それ何か自転車でこけたとき僕に付いてたみたい。」と言うとしばらくして
「ええ?!これが?」と片手に何か持っている母がしかめっ面で言った
その手にはなんと ボロボロに汚れた小鳥の屍が。。。
374: Jねじん ◆Gv599Z9CwU 03/02/21 02:40
しかもその鳥と言うのが 私が借りているアパートの
大家の毎朝うるさいあの小鳥に 酷似していた。。正直殺したかった。。。
なんとも言えない空気が 我が家全体に重くのしかかった。
その次の日
何事もなかったかのように私は 懐かしい顔ぶれと酒の席を設けていた。
新車を自慢しながら 友人Kが
「帰り検問引っかかりたくないから Yの部屋に泊まろうぜ」
と言い出した。
「ええ!じゃあ Yも誘うのか?」と邪魔くさそうに私は言った
実は私はその Yとは学生時代の 金を貸した借りてない
といった ちょっとしたトラブルからかなり気まずい仲であった
大家の毎朝うるさいあの小鳥に 酷似していた。。正直殺したかった。。。
なんとも言えない空気が 我が家全体に重くのしかかった。
その次の日
何事もなかったかのように私は 懐かしい顔ぶれと酒の席を設けていた。
新車を自慢しながら 友人Kが
「帰り検問引っかかりたくないから Yの部屋に泊まろうぜ」
と言い出した。
「ええ!じゃあ Yも誘うのか?」と邪魔くさそうに私は言った
実は私はその Yとは学生時代の 金を貸した借りてない
といった ちょっとしたトラブルからかなり気まずい仲であった
375: Jねじん ◆Gv599Z9CwU 03/02/21 02:46
できれば久しぶりに帰って来たんだし 気兼ねなく楽しみたいところだった
そうこう考えているとほどなくして Yの家についた
豪邸だった。
そして車を運転していたKが
「お!緊急車両だ、ちょっと寄せるわ」と言うと
前方からけたたましいサイレン と共に救急車が向かって来た
そしてなんとそのサイレンは 私たちの目の前で鳴りやんだのだ。。。
まさかとは思いながらも車を飛び下りると
担架に乗せられ運び込まれていく懐かしい顔
死因は心不全とのこと あの若さにして。。。
そうこう考えているとほどなくして Yの家についた
豪邸だった。
そして車を運転していたKが
「お!緊急車両だ、ちょっと寄せるわ」と言うと
前方からけたたましいサイレン と共に救急車が向かって来た
そしてなんとそのサイレンは 私たちの目の前で鳴りやんだのだ。。。
まさかとは思いながらも車を飛び下りると
担架に乗せられ運び込まれていく懐かしい顔
死因は心不全とのこと あの若さにして。。。
378: Jねじん ◆Gv599Z9CwU 03/02/21 02:57
(Yはもともと体の弱い奴だったし。。。)
と思いながらも 葬式を済ました私は 数日後アパートに帰った。
(まったく、とんだ帰省だったなあ)
一息ついていると『こんこん!!』とドアをノックする音
(大家だな。チャイムあるんだから鳴らせよ…)とドアを開けると
「いやあー、実はうちの鳥が逃げちゃってね、○○さん見てないかな?」
と言う 大家 の
持っている籠には 「魔女岩」の 藁と 髪の毛が びっっっしり。。
と思いながらも 葬式を済ました私は 数日後アパートに帰った。
(まったく、とんだ帰省だったなあ)
一息ついていると『こんこん!!』とドアをノックする音
(大家だな。チャイムあるんだから鳴らせよ…)とドアを開けると
「いやあー、実はうちの鳥が逃げちゃってね、○○さん見てないかな?」
と言う 大家 の
持っている籠には 「魔女岩」の 藁と 髪の毛が びっっっしり。。
この記事へのコメント
コメント一覧 (3)
この短い文章て敬体文と常体文が混ざってるのも座りが悪い。
occlut_soku
がしました
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