【怖い話】高い塀から若い男が突き出ている。まっすぐ前を見据えたまま45度くらい傾斜して。
922: みみん 03/03/07 22:55
1/5
はじめまして。他の方にとって洒落にならないくらい怖いかは
自信がありませんが・・・・
3年前の9月初め、金曜日だったと思います。
天気は覚えていませんが、少なくとも雨は降っておらず、
まだ暑さの残る日でした。
自分の上衣はストレッチ素材の薄いフレンチスリーブ一枚だったことを
覚えています。
私は彼のアパートに行くため、夜9時過ぎに都内某地下鉄の駅で降りました。
交通量の多い幹線道路はありますが、商店も殆ど無く寂しい雰囲気のところです。
彼の家に行くには駅を出てすぐ裏に入り、幹線道路と平行に続く細い道を3分ほど
歩けば最短ですが、お土産にビールを買うため、少し離れたコンビニに寄り、
その脇から裏道に入りました。
はじめまして。他の方にとって洒落にならないくらい怖いかは
自信がありませんが・・・・
3年前の9月初め、金曜日だったと思います。
天気は覚えていませんが、少なくとも雨は降っておらず、
まだ暑さの残る日でした。
自分の上衣はストレッチ素材の薄いフレンチスリーブ一枚だったことを
覚えています。
私は彼のアパートに行くため、夜9時過ぎに都内某地下鉄の駅で降りました。
交通量の多い幹線道路はありますが、商店も殆ど無く寂しい雰囲気のところです。
彼の家に行くには駅を出てすぐ裏に入り、幹線道路と平行に続く細い道を3分ほど
歩けば最短ですが、お土産にビールを買うため、少し離れたコンビニに寄り、
その脇から裏道に入りました。
引用元: ・洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?Part29
引用元: ・ 海にまつわる怖い話・不思議な話
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923: みみん 03/03/07 22:56
2/5
そのあたりは古い住宅街で高い塀に挟まれた道が細く曲がりくねり、
街灯も少なく、はっきり言って防犯上も夜はあまり通りたくないところです。
不安を紛らわすという目的もあって、私は歩きながら彼に電話をかけました。
「あ、もう駅出てそっちに向かってるから。ビール買ったよー・・」
等と話しつつ、暗い街灯の下を通り過ぎようとしたところでした。
なにかの気配を感じて振り向くと、街灯の真下、高い塀の上から人間の
上半身が出ていました。
直立不動でまっすぐ前を見据えたまま45度くらいこちらに傾斜して、
若い男が突き出ていました。
距離は1M弱、街灯に照らされた土気色の顔も、来ている服もはっきりしています。
塀は男の腰骨のあたりよりもだいぶ下です。これだけ斜めに乗り出して
何にも掴まらず直立不動の姿勢を保つことは無理です。あまりに不自然でした。
私は悲鳴をあげました。
そのあたりは古い住宅街で高い塀に挟まれた道が細く曲がりくねり、
街灯も少なく、はっきり言って防犯上も夜はあまり通りたくないところです。
不安を紛らわすという目的もあって、私は歩きながら彼に電話をかけました。
「あ、もう駅出てそっちに向かってるから。ビール買ったよー・・」
等と話しつつ、暗い街灯の下を通り過ぎようとしたところでした。
なにかの気配を感じて振り向くと、街灯の真下、高い塀の上から人間の
上半身が出ていました。
直立不動でまっすぐ前を見据えたまま45度くらいこちらに傾斜して、
若い男が突き出ていました。
距離は1M弱、街灯に照らされた土気色の顔も、来ている服もはっきりしています。
塀は男の腰骨のあたりよりもだいぶ下です。これだけ斜めに乗り出して
何にも掴まらず直立不動の姿勢を保つことは無理です。あまりに不自然でした。
私は悲鳴をあげました。
924: みみん 03/03/07 22:56
3/5
私の大声にもその男は全く動きません。目も動かさないのです。
つながったままの電話の向こうで彼が何か言っているのが聞こえ、
我に返った私は走りだしました。
泣きながらめちゃくちゃに走り、駅前まで戻って震えているところを
彼に助け出されました。
訳を話すと、彼はその場所に行ってみると言い出しました。
私はしばらく拒絶していましたが一人になるのが絶対に嫌でしたので、
少し離れて後に続きました。
街灯のところまで戻りましたが、何もありません。
男が居た塀の裏は駐車場になっていました。さっきの姿勢を取るには
何かの上に乗って後ろから誰かに支えてもらうしかないでしょう。
私の大声にもその男は全く動きません。目も動かさないのです。
つながったままの電話の向こうで彼が何か言っているのが聞こえ、
我に返った私は走りだしました。
泣きながらめちゃくちゃに走り、駅前まで戻って震えているところを
彼に助け出されました。
訳を話すと、彼はその場所に行ってみると言い出しました。
私はしばらく拒絶していましたが一人になるのが絶対に嫌でしたので、
少し離れて後に続きました。
街灯のところまで戻りましたが、何もありません。
男が居た塀の裏は駐車場になっていました。さっきの姿勢を取るには
何かの上に乗って後ろから誰かに支えてもらうしかないでしょう。
925: みみん 03/03/07 22:56
4/5
「いたずらじゃないの?女の子驚かそうと思って。」と彼は言いました。
あまりにはっきり見えたため、一瞬「そうなのかな」とも思いましたが、
気が付いてしまいました・・・男が分厚い鮮やかなオレンジ色の
セーターを着ていたことを。
少し濃淡のあるアクリルっぽい毛糸、大きな縄編模様、そして
70年代風のボサボサセミロングヘア。
とてもセーターなど着るような日ではなかったのです。
夜になっても少し歩けば汗ばむ陽気でした。
私はまた泣き出し、彼にその場所から離れさせられました。
情けない話ですが、そのあと半年程TVとラジオと家中の電気を
つけっぱなしで過ごしました。
「いたずらじゃないの?女の子驚かそうと思って。」と彼は言いました。
あまりにはっきり見えたため、一瞬「そうなのかな」とも思いましたが、
気が付いてしまいました・・・男が分厚い鮮やかなオレンジ色の
セーターを着ていたことを。
少し濃淡のあるアクリルっぽい毛糸、大きな縄編模様、そして
70年代風のボサボサセミロングヘア。
とてもセーターなど着るような日ではなかったのです。
夜になっても少し歩けば汗ばむ陽気でした。
私はまた泣き出し、彼にその場所から離れさせられました。
情けない話ですが、そのあと半年程TVとラジオと家中の電気を
つけっぱなしで過ごしました。
927: みみん 03/03/07 23:01
5/5
それまでもその後も幻覚幻聴その他を経験したことはありません。
バイクに乗る人なら夏でも厚着をするんじゃないか、
重い精神疾患の人なんじゃないか、等など考えてみましたが、
どうにも納得のいく答えが出ません。
できれば実在の人物だったと思いたいです。
「それ俺だ!」とか、「そういう悪戯をやったことある」と言う方が
おられましたら是非マジレスご報告ください。
安心して寝ることができるようになります。
それまでもその後も幻覚幻聴その他を経験したことはありません。
バイクに乗る人なら夏でも厚着をするんじゃないか、
重い精神疾患の人なんじゃないか、等など考えてみましたが、
どうにも納得のいく答えが出ません。
できれば実在の人物だったと思いたいです。
「それ俺だ!」とか、「そういう悪戯をやったことある」と言う方が
おられましたら是非マジレスご報告ください。
安心して寝ることができるようになります。
928: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/07 23:13
それ俺だ!
929: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/07 23:22
そういう悪戯をやったことある!
930: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/07 23:38
不気味な話だね
耳袋みたいだと思った
俺こういう浪花節な因果関係とか無い話好き
耳袋みたいだと思った
俺こういう浪花節な因果関係とか無い話好き
938: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/08 01:55
いや、面白かった
乙です
乙です
939: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/08 02:09
想像したら普通に怖かった・・・
最近なにげに良作多いな
最近なにげに良作多いな
958: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/08 10:10
みみんは安心出来たのだろうか。
959: みみん 03/03/08 10:48
>>958
安心は出来ていませんが
そのまんまでめちゃくちゃウケました(w
>>928
>>929
ほんとだったらどうやったのか教えてくださいね!
安心は出来ていませんが
そのまんまでめちゃくちゃウケました(w
>>928
>>929
ほんとだったらどうやったのか教えてくださいね!
960: みみん 03/03/08 11:03
>>922からの書き込みに出てくる彼と現在も付き合っていますが
「あのあとも一回なんかみてるじゃん!」との指摘が・・。
幻覚幻聴体験はないと書いてしまいましたが訂正します。
その話はちっとも怖くないので他のとこに書きますね。
「あのあとも一回なんかみてるじゃん!」との指摘が・・。
幻覚幻聴体験はないと書いてしまいましたが訂正します。
その話はちっとも怖くないので他のとこに書きますね。
961: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/08 12:22
>みみん
せっかくだからここに書くか、他に書くならそのスレも教えれ
せっかくだからここに書くか、他に書くならそのスレも教えれ
876: みみん 03/03/08 11:28
関東某C県に友人とふたりでドライブに行ったときのことです。
天気は快晴、気持ちよい春の午前中。
海水浴場でそこそこ有名なM海岸の端にある小さな船揚場で
私たちはコンクリートに腰をおろして話をしていました。
目の前には10隻くらいの小型漁船(ボートみたいな)が上げてあり、
目の前の船の中でエンジ色の毛糸帽+ゴマシオ短髪の老漁師さんが
魚網をつくろっています。非常にのどかな風景で、気分は最高でした。
まあ、でも海風でそこそこ寒くなってきたので戻ろうかと言うことになり、
立ち上がりました。
一瞬視線を外した隙に、さっきの漁師さんが居なくなっていました。
「あれ?そこにいたおじいちゃんはー?」
友人「え?だれもいなかったよ。」
「私たちがきたときからずーっと網直してたじゃん!」
友人「いやー、居なかったと思うよ」
船のなかを覗き込むと、魚網だけはありました。
見通しがよく、船室のない背の低い船しかないので見落とす
筈もないのですが。
結局、「漁師さんは年取っても体軽くて動き早いんだねー」とかなんとか
いいながら帰りました。
なんだったんだろーー・・。
天気は快晴、気持ちよい春の午前中。
海水浴場でそこそこ有名なM海岸の端にある小さな船揚場で
私たちはコンクリートに腰をおろして話をしていました。
目の前には10隻くらいの小型漁船(ボートみたいな)が上げてあり、
目の前の船の中でエンジ色の毛糸帽+ゴマシオ短髪の老漁師さんが
魚網をつくろっています。非常にのどかな風景で、気分は最高でした。
まあ、でも海風でそこそこ寒くなってきたので戻ろうかと言うことになり、
立ち上がりました。
一瞬視線を外した隙に、さっきの漁師さんが居なくなっていました。
「あれ?そこにいたおじいちゃんはー?」
友人「え?だれもいなかったよ。」
「私たちがきたときからずーっと網直してたじゃん!」
友人「いやー、居なかったと思うよ」
船のなかを覗き込むと、魚網だけはありました。
見通しがよく、船室のない背の低い船しかないので見落とす
筈もないのですが。
結局、「漁師さんは年取っても体軽くて動き早いんだねー」とかなんとか
いいながら帰りました。
なんだったんだろーー・・。
877: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/08 16:05
守屋・南千倉・前原・御宿中央・・・ どれだろうな
網を切る妖怪は聞いたことあるが
網を直す妖怪は未聞。
おそらく死してなお漁のための準備を怠らない
勤労漁師さんの霊でしょう
千葉の海といえば、千倉の海水浴場では
海辺で物を食べてるとトビの襲撃にあうそうだ
網を切る妖怪は聞いたことあるが
網を直す妖怪は未聞。
おそらく死してなお漁のための準備を怠らない
勤労漁師さんの霊でしょう
千葉の海といえば、千倉の海水浴場では
海辺で物を食べてるとトビの襲撃にあうそうだ
880: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/09 13:59
>>876
そういう悪戯をやった事ある
そういう悪戯をやった事ある
879: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/09 11:54
>みみん
それ俺だ!
それ俺だ!
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この記事へのコメント
コメント一覧 (3)
ゲーマーがそれを見た場合、怖いと感じるか、思わず吹き出すか。
occlut_soku
が
しました
occlut_soku
が
しました
でなきゃまもるくんだ、膝のところに顔がある~♪
occlut_soku
が
しました
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