神社の境内に腰を下ろし、人目も気にせずタバコに火をつける男がいる。「邪な蛇避けですので」と涼しい顔で言い切るその理由を、本人はこと細かに語るのだが、聞けば聞くほど狐につままれたような気分になる話だ。11月5日という同じ月日に、別の年に投稿された「オカルト速報」の記事の中から、そんな奇妙な理由や正体のはっきりしない何かにまつわる話を6本選んだ。
選んだ基準は、タイトルだけでは伝わりにくい引きの強さと、当時のスレがどんな温度で盛り上がっていたかの2点。各記事には投稿当時のコメ欄から印象的な1件を添えたので、本編と合わせて読み比べてみてほしい。
01
【不思議な体験】こういうわけで僕は神社の境内に座りながら「邪な蛇避けですので。」とタバコを吸っている。
2017年コメ10件
タバコの灰を落とした瞬間から始まる、妙に生活感のある緊張感が地味に効く話。霊能者に見てもらった末に明かされる"理由"の中身と、信じるかどうかより先にスレ民の温度がどんどん上がっていく空気が面白い。
1. 名無しのオカルト 2017/11/05
お前のタバコの煙くらいで退散するような奴は、神様なら追い払えるだろ? ただの厨二設定で他人に迷惑かけてんじゃねぇよ。 → コメ欄を全部読む02
【オカルト】8月13、14、15日の盆海に入らない理由 / 二階にあるうさぎ組
2021年コメ7件
盆海——お盆の時期(8/13〜15頃)の海水浴は霊に引き込まれるとされて昔から敬遠されてきたやつ。前半のシュノーケルの実体験もじわっと怖いが、後半の幼稚園の"うさぎ組"、階段に明かりがついた瞬間の空気の方がもっと好き。
5. 名無しのオカルト 2021/11/06
うさぎ組の話なかなかにすき。 やってることは定番の寄せ集めだけど、結局うさぎ組がなんなのか、代わるとはなんなのか、後ろから声をかけた男は誰なのか。 微妙に謎が残るのがいい。 → コメ欄を全部読む スポンサーリンク
03
【オカルト】俺ってもしかして幽霊なんじゃないか?
2019年コメ5件
パチンコ屋の画面に自分が映らない、というごく小さな違和感から始まって、気づけば自分の存在感そのものが怪しくなっていく展開がじわじわ来る。最初の違和感がどこで生まれたのか、本文を遡って読むとより不穏。
3. 名無しのオカルト 2019/11/05
米2 それで言ったら、座ってるところに座ろうとした人やぶつかってきた人の脳に問題があることになるな。 脳に異常のある人がそんなにいて、他人をいないもの扱いして生きてるって怖いわ。 → コメ欄を全部読む04
北海道の心霊スポットの公園、真夜中の駐車場にいた「カップル」のまさかの正体
2016年コメ4件
来た時にはなかったはずの一台と、ボディ一面に残る無数の手の跡——状況の気味悪さだけで押してくる王道パターン。そのカップルの"まさかの正体"は、本文の最後まで取っておきたい。
05
【短篇集】サクッと読める怖い話『似顔絵を描いてた殺人鬼』『今なら怨霊の気持ちがわかるぞ』『生まれたときから狐憑き、原因不明』
2020年コメ3件
殺人鬼の話から狐憑きの告白まで、毒の強さがバラバラな小話が次々出てくる詰め合わせ回。読みながらどの話が一番自分に刺さるか探す楽しみ方もできる。
3. 名無しのオカルト 2020/11/05
あー、死んじゃいなじゃなくてしんどいな、だったのかアレ>笑ってこらえて → コメ欄を全部読む06
【ほんのり】関西弁の霊に遭遇した体験 『グヘヘヘ!!アホや!!アホや!!』『怖さが関西以外の人だと半減するというメタな怖さ』【なんか笑える】
2018年コメ3件
夜中に関西弁で怒鳴られて、笑い声まで聞かされる、怖いというより理不尽でムカつくタイプの体験談。他の読者からも似た目撃談が次々と寄せられていくスレの空気も込みで楽しんでほしい。
1. 名無しのオカルト 2018/11/05
「おもんないんじゃ!(面白くない)」 と怒鳴り返すと凹んで退散すると思う。 → コメ欄を全部読む今回は"目の前にいる何か"の正体が最後まではっきりしない話が多めの回。あなたの身近にも、理由を聞いてもどこか納得しきれない"謎のルール"はないだろうか。コメ欄で聞かせてほしい。
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