【オカルト三篇】地中から押し返される感触 / 糖尿を知らせる便器 / 皆がまるで猪の方を見たがらない
445:名無しのオカルト 2009/05/18(月) 20:43:53 ID: ID:AVxFT69V0
後輩の話。
登山部に入って、初めてのキャンプに参加した時のこと。
指導を受けながらテントを張る作業に勤しんでいた。
ペグを打ち込む段になったのだが、どうも上手く突き刺さってくれない。
木槌で力一杯に叩いても、弾力のある物に押し返されるような感触が返ってきて、
それ以上地中に入ってくれないのだ。
浅い位置に何か埋まっているのかと思い、少しばかり土を攫ってみた。
白く柔らかい物が出て来たので、手で乗っている土を払い落とす。
人間の真白い顔が、そこに露わになった。
目は閉じられている。額に小さな傷があり、血がうっすら滲んでいた。
・・・僕がペグで突いた場所だ・・・
腰を抜かしていると、閉じられた目が見開かれた。
「痛っ!」と小さく叫ぶ。
次の瞬間、顔は幻であったかのように掻き消えていた。
思わずそこを掘り返してみたが、もうどこまで掘っても顔など見つからなかった。
登山部に入って、初めてのキャンプに参加した時のこと。
指導を受けながらテントを張る作業に勤しんでいた。
ペグを打ち込む段になったのだが、どうも上手く突き刺さってくれない。
木槌で力一杯に叩いても、弾力のある物に押し返されるような感触が返ってきて、
それ以上地中に入ってくれないのだ。
浅い位置に何か埋まっているのかと思い、少しばかり土を攫ってみた。
白く柔らかい物が出て来たので、手で乗っている土を払い落とす。
人間の真白い顔が、そこに露わになった。
目は閉じられている。額に小さな傷があり、血がうっすら滲んでいた。
・・・僕がペグで突いた場所だ・・・
腰を抜かしていると、閉じられた目が見開かれた。
「痛っ!」と小さく叫ぶ。
次の瞬間、顔は幻であったかのように掻き消えていた。
思わずそこを掘り返してみたが、もうどこまで掘っても顔など見つからなかった。
オカ速おすすめ!
446:名無しのオカルト 2009/05/18(月) 20:45:15 ID: ID:AVxFT69V0
知り合いの話。
彼は時々、子供会のキャンプで引率を担当している。
使っているキャンプ場には大きなトイレがあるのだが、そこで奇怪な体験をしたという。
小用を足していると、古風な小便器が舌足らずな声を発したのだ。
甘~い!
驚いて辺りを探ったのだが、その時便所の周りには彼しか居なかったそうだ。
不気味に思ったが、声の内容が気になってしまい、山から帰ると病院で診断を受けた。
軽度の糖尿病だという結果が出た。
「軽い運動と少しの食事制限で対応できるでしょう。
しかしこの程度なら症状も出ないでしょうに、良く気が付きましたね」
担当医からそう言われたが、事情は一寸説明できなかったそうだ。
彼は時々、子供会のキャンプで引率を担当している。
使っているキャンプ場には大きなトイレがあるのだが、そこで奇怪な体験をしたという。
小用を足していると、古風な小便器が舌足らずな声を発したのだ。
甘~い!
驚いて辺りを探ったのだが、その時便所の周りには彼しか居なかったそうだ。
不気味に思ったが、声の内容が気になってしまい、山から帰ると病院で診断を受けた。
軽度の糖尿病だという結果が出た。
「軽い運動と少しの食事制限で対応できるでしょう。
しかしこの程度なら症状も出ないでしょうに、良く気が付きましたね」
担当医からそう言われたが、事情は一寸説明できなかったそうだ。
453:名無しのオカルト 2009/05/19(火) 02:50:18 ID: ID:/xnCXfUg0
>>446
古道具が化けるって何かの昔話で読んだけど、雷鳥さんの話は今で言うIT家電みたい
病気を教えてくれるなんて、まさに便利な器
>>450
(略)
古道具が化けるって何かの昔話で読んだけど、雷鳥さんの話は今で言うIT家電みたい
病気を教えてくれるなんて、まさに便利な器
>>450
(略)
447:名無しのオカルト 2009/05/18(月) 20:46:43 ID: ID:AVxFT69V0
友人の話。
ある冬の夜、近所の人が裏山で猪を獲ったという話を聞いた。
ご相伴に与ろうといそいそと出掛け、裏手のカーポートに廻る。
獲れた猪はそこに吊るしてから解体するのが慣わしだった。
既に何人かの顔見知りが到着しており、家の主人を囲んでいた。
黒い大きな猪が、コンクリートの床に転がされていた。
しかし、どこか雰囲気がおかしい。
皆が皆、まるで猪の方を見たくないかのように顔を伏せている。
友人に気が付いた一人が、黙って猪に向かい顔をしゃくった。
その指し示す方を見て、思わず息を呑む。
転がされた猪の四肢の先は、人間の手足とほぼ同じ形状をしていた。
結局、猪は食べられることなく、山に戻され埋葬された。
撃った当人は、それから直ぐに猟を止めてしまったそうだ。
ある冬の夜、近所の人が裏山で猪を獲ったという話を聞いた。
ご相伴に与ろうといそいそと出掛け、裏手のカーポートに廻る。
獲れた猪はそこに吊るしてから解体するのが慣わしだった。
既に何人かの顔見知りが到着しており、家の主人を囲んでいた。
黒い大きな猪が、コンクリートの床に転がされていた。
しかし、どこか雰囲気がおかしい。
皆が皆、まるで猪の方を見たくないかのように顔を伏せている。
友人に気が付いた一人が、黙って猪に向かい顔をしゃくった。
その指し示す方を見て、思わず息を呑む。
転がされた猪の四肢の先は、人間の手足とほぼ同じ形状をしていた。
結局、猪は食べられることなく、山に戻され埋葬された。
撃った当人は、それから直ぐに猟を止めてしまったそうだ。
引用元:∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧
この記事へのコメント
コメント一覧 (1)
occlut_soku
がしました
コメントする